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FACEバリュー:NIOSHのFACEレポート
FACE Value
NIOSH's Fatality Assessment and Control Evaluation Reports

(資料出所:National Safety Council発行「Today's Supervisor」 2005年5月号 p.2-3)
(仮訳 国際安全衛生センター)



#03IA021
事故発生日:2004年8月25日

溶接工がブームプラットフォームから転落

 39歳の溶接工は、ブームフォークリフトのフォークに取り付けたプラットフォームの上で、セメントサイロの側面沿いにキャットウォークとはしごの組み立て部品を据え付けていた。作業班がフォークリフトのフレームチルト機能(スウェイレバー)を使ってプラットフォームの水平位置を調整中、溶接工は「ストップ」と叫んだ。ブームとプラットフォームは止まらずに動き続け、溶接工はプラットフォームのガードのない端から20フィート下の金属製キャットウォークに転落した。被害者はハーネス型安全帯や命綱を付けておらず、保護帽も着用していなかった。溶接工は頭部に致命的外傷を負った。

同種の事故の再発を防ぐには、事業者は次のことを行う必要がある。
  • ラフテレン・フォークリフト(凹凸のある地面用のフォークリフト)の運転手は、荷を上にあげているときは決してスウェイレバーで水平位置の調整をしてはならない。
  • 伸縮ブームフォークリフトに取り付ける自社製有人プラットフォームは、ANSI/ASME基準とOSHA規則を遵守したものでなければならない。
  • ラフテレン・ブームフォークリフトで有人プラットフォームを使う場合には、認定墜落防止装置も使わなければならない。