このページは国際安全衛生センターの2008/03/31以前のページです。
|
 |
 |
|
FACEバリュー:NIOSHのFACEレポート
FACE Value
NIOSH's Fatality Assessment and Control Evaluation Reports
(資料出所:National Safety Council発行「Today's Supervisor」 2005年5月号
p.2-3)
(仮訳 国際安全衛生センター)
#03IA021
事故発生日:2004年8月25日
溶接工がブームプラットフォームから転落
39歳の溶接工は、ブームフォークリフトのフォークに取り付けたプラットフォームの上で、セメントサイロの側面沿いにキャットウォークとはしごの組み立て部品を据え付けていた。作業班がフォークリフトのフレームチルト機能(スウェイレバー)を使ってプラットフォームの水平位置を調整中、溶接工は「ストップ」と叫んだ。ブームとプラットフォームは止まらずに動き続け、溶接工はプラットフォームのガードのない端から20フィート下の金属製キャットウォークに転落した。被害者はハーネス型安全帯や命綱を付けておらず、保護帽も着用していなかった。溶接工は頭部に致命的外傷を負った。
同種の事故の再発を防ぐには、事業者は次のことを行う必要がある。
- ラフテレン・フォークリフト(凹凸のある地面用のフォークリフト)の運転手は、荷を上にあげているときは決してスウェイレバーで水平位置の調整をしてはならない。
- 伸縮ブームフォークリフトに取り付ける自社製有人プラットフォームは、ANSI/ASME基準とOSHA規則を遵守したものでなければならない。
- ラフテレン・ブームフォークリフトで有人プラットフォームを使う場合には、認定墜落防止装置も使わなければならない。
|
|