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FACEバリュー:NIOSHのFACEレポート
FACE Value
NIOSH's Fatality Assessment and Control Evaluation Reports

(資料出所:National Safety Council発行「Today's Supervisor」 2005年11月号 p.2-3)
(仮訳 国際安全衛生センター)


#04MI130
事故発生日:2004年9月17日

気化したシンナーに逆火して清掃作業員が死亡

公営住宅管理局の清掃作業員が、可燃性のラッカーシンナーを使ってタウンハウスの地下のコンクリート床からカーペット用接着剤を除去していた。清掃作業員はラッカーシンナーを床に撒いたものと思われる。気化したラッカーシンナーが機械室に入り込み、給湯器の直火に触れて引火し、これが逆火して清掃作業員は火傷を負った。叫び声を聞いた同僚は911に電話した。清掃作業員は約1週間後、地元の病院で死亡した。

同種の事故の再発を防ぐには、事業者は次のことを行う必要がある。

  • 危険・有害性周知徹底プログラムを策定し、実施する。
  • 可燃性物質があるところでは水性非塩素系洗浄剤を代わりに使用できないか調査する。
  • 各現場固有の安全プログラムを策定し、実施する。
  • 古い給湯器の代わりに可燃性気体への引火の心配がない装置の使用を検討する。