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5分間の安全ミーティング:工具の安全性に気を付ける
Five Minute Safety Meeting: Keep tool safety in mind
(資料出所:National Safety Council発行「Today's Supervisor」 2005年10月号
p.2-3)
(仮訳 国際安全衛生センター)
大きなハザードは小さな形でやってくる。ハンマーやのこぎりは職場で使われる道具としては大きいものではないが、こうした道具やほかの手工具を使い方を誤ることは、傷害の大きな原因となる。オンタリオ州ハミルトンにあるカナダ労働安全衛生センター(Canadian Centre for Occupational Health and Safety: CCOHS)では、傷害を避けるために、いくつかの常識的な事柄について労働者に注意を促すとよいという。
工具は保守が重要である。工具を使用する前に損傷がないかどうか調べ、損傷の見つかった工具や部品は交換または修理する。斧やハンマー、その他の工具の取っ手にガタがないことを確認する。刃物類はよく切れるようにしておく。使用後は、工具をすべてきれいにして乾かし、適切に保管する。
工具を廃棄すべき時期を知る。たとえばハンマーなら、頭が広がったり欠けたりしているもの、爪や穴の部分に裂け目のあるものは危険なので、廃棄する必要がある。
正しい工具を選ぶ。メーカーの指示に従って、作業に合った適切な工具を選ぶ。ほかのもので代用するのは事故のもとである。
保護具を着用する。自分がさらされるハザードに見合った保護めがねやゴーグル、保護面、さらに適切にフィットする手袋を着用する。
整理整頓を心がける。散らかっていると事故の原因になる。作業環境は常にきれいにしておく。
上記以外にも、次のような点に注意する。
- 構造物に登る場合や危険な作業を行う場合など、工具を持っていたらはしごの上で両手を使えなくなるときは、工具を持たない。このような場合には、バケットやロープを使って工具の上げ下ろしを行う必要がある。
- 作業台の上に先の尖った工具を置くときは、先端を通路側に向けないようにし、取手の部分が作業台の上面端からはみ出ないようにする。
- のこぎりを使うときは、刃身と歯が材料に適切に当たるようにする。力をかけるのは引くときだけにする。材料はしっかり固定する。必要なら、長い材料を支えるために、誰かに手伝ってもらうか、作業台や万力を使う。
- ハンマーを使うときは、振り上げたり振り降ろしたりする前に、後方や頭上をよく確認する。
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