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FACEバリュー:NIOSHのFACEレポート
FACE Value
NIOSH's Fatality Assessment and Control Evaluation Reports
(資料出所:National Safety Council発行「Today's Supervisor」 2005年9月号
p.2-3)
(仮訳 国際安全衛生センター)
#03MI179
事故発生日:2003年11月22日
溶接工が転落死
金属打ち抜き加工工場の溶接工が、クラウンと呼ばれるプレス機の最上部を大型プレスに取り付ける準備をしていた。被害者は、自分が立っているプラットフォームの横のIビームへのスチールプレートの仮付け溶接を終えたところだった。溶接工は、同じプレートの遠い方の端をもう1本のIビームに仮付け溶接する作業に取りかかろうとしていた。溶接工はガードレールを乗り越え、プレートの上面に乗って端に近付こうとした。被害者は墜落・転落防止用の保護具をまったく身に付けていなかった。溶接工は24フィート下のコンクリートの床に転落した。昏睡状態となった溶接工は、それから一か月後に死亡した。
同種の事故の再発を防ぐには、事業者は次のことを行う必要がある。
- 労働者と協力し、死傷につながるような動作を許さない工場文化を作り上げる。
- 適切な安全の手順が確実に守られるようにする。
- 設備建設作業について完全な作業前分析を実施する。
- 監督する立場にある人物が適切な安全作業慣行について熟知しているかどうか確認する。
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