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FACEバリュー:NIOSHのFACEレポート
FACE Value

(資料出所:National Safety Council発行「Today's Supervisor」 2006年12月号 p.2〜p.3)
(仮訳 国際安全衛生センター)

掲載日2007.03.26

#05OR005
事故発生日:2005年3月17日

動作中の機械を修理していた作業員が押し潰される

糊付けプレス機を操作していた61歳の木工作業員が、機械を動作させたまま糊のトレーを交換しようとして死亡した。糊のトレーを引っ掛ける場所を調べるため、作業員はプレス機のフレームと下降した上ブタとの間に頭を入れた。作業員がこの姿勢を取っているときに突然、上ブタが上昇し、作業員の頭をフレームとの間に挟んで押し潰した。

同種の事故の再発を防ぐには、事業者は次のことを行う必要がある。

  • 保守作業を行うときは、その前に機械類の電源を完全に切ってロックアウトする。
  • 動力源の危険性に関する包括的なプログラムを策定、導入、実施する。
  • すべての機械類の可動部および挟み箇所が完全に防護されていることを確認する。
  • 事業者は、是正措置まできちんと含めたハザード調査を定期的に実施する必要がある。
  • 作業中に発生した傷害を調べ、作業手順を見直す。