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職場のカビを防ぐ
Prevent mold in the workplace
(資料出所:National Safety Council発行「Today's Supervisor」 2006年1月号
p.2)
(仮訳 国際安全衛生センター)
昨今の職場で大きく問題視されているのが、室内でのカビへのばく露である。カビへのばく露は健康にさまざまな悪影響を及ぼし、種々の症状の原因となる。
労働安全衛生庁(OSHA)によると、カビの成長に対する最善の防衛策は、湿気の管理だという。室内で水が漏れたりこぼれたりした場合には、ただちに対処する必要がある。24〜48時間以内に対処すれば、室内でのカビの成長を防止または抑制することができる。
このほか、OSHAではカビを防ぐ方法として以下のことを推奨している。
- 配管からの水漏れや建造物内の水漏れは可能な限り速やかに修理する。
- 結露している場所や濡れた場所がないか調べる。問題の原因を可能な限り速やかに取り除く。
- 表面温度を上げるか湿度を下げて、湿気が凝縮して水分にならないようにする。表面温度を上げるには、断熱するか、または空気の通りをよくする。湿度を下げるには、水漏れを修理するとともに、外気が冷たい場合には換気し、外気が暖かく湿っている場合には乾燥または除湿を行う。
- 冷暖房空調設備の水受けは常に掃除し、水が滞りなく流れるようにしておく。
- フィルターの交換も含め、建物/冷暖房空調設備の定期点検・保守を実施する。
- 室内の相対湿度を70%未満に保つ。
- 湿気を出す器具類の排気は、可能な限り屋外へ向ける。
- 調理場と化粧室の換気を行う。
- 濡れた場所や湿った場所を見つけたら可能な限り速やかに清掃・乾燥させる。ただし、作業は48時間以内に行う必要がある。
- 建物の周囲に適切な排水路を設け、建物の基礎から遠ざかるに従って高さが低くなるようスロープを付ける。
- 水漏れが起きた場所を正確に把握して原因を特定し、予防措置を講じて再発防止を確実にする。
www.osha-slc.gov/dts/shib/shib101003.html にアクセスし、「職場のカビ対策の手引き(A Brief Guide to Mold in the Workplace)」を参照のこと。
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