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FACEバリュー:NIOSHのFACEレポート
FACE Value
NIOSH's Fatality Assessment and Control Evaluation Reports

(資料出所:National Safety Council発行「Today's Supervisor」 2006年1月号 p.2-3)
(仮訳 国際安全衛生センター)


#2004-07
事故発生日:2004年7月27日

チェーンソー作業員が現場清掃中に掘削機のバケットにぶつけられて死亡

 現場清掃中に引き倒された木の根を切断する作業をしていた46歳のチェーンソー作業者が、キャタピラー式油圧掘削機のバケットをぶつけられて致命傷を負った。掘削機のオペレーターは、チェーンソー作業者の姿を見なくなってから15分ほど経過していることに気付き、周囲がよく見えるように掘削機を動かしたところ、地面に倒れている作業者を見つけた。掘削機のオペレーターはチェーンソー作業者に大声で呼びかけたが応答がないため、911に通報した。チェーンソー作業者は現場での死亡が確認された。

同種の事故の再発を防ぐには、事業者は次のことを行う必要がある。

  • 掘削機のオペレーターと徒歩の労働者が常に目と声で互いの存在を確実に確認する。
  • 適切な個人用保護具を労働者に提供し、個人用保護具の正しい使い方を徹底する。
  • すべての請負業者が適切な安全プログラムを導入しており、遂行する作業に見合った適切な訓練を実施済みであることを、契約の文言に確実に盛り込む。