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FACEバリュー:NIOSHのFACEレポート
FACE Value

(資料出所:National Safety Council発行「Today's Supervisor」 2006年6月号 p.2-3)
(仮訳 国際安全衛生センター)

掲載日2006.10.24

#2005-11
事故発生日:2005年8月13日
ブルドーザーにひかれて建設労働者が死亡

ドライバーに合図しながらトラックを誘導していた56歳の建設労働者が、ちょうど砂利の山の前に来た際、後退警告音を鳴らしながらバックしてきたブルドーザーにひかれて死亡した。同僚の労働者が、被害者とブルドーザーのオペレーターの双方に危ないと叫んだが、その声は届かなかった。工事の施主は事故後すぐ911に通報し、心肺蘇生法(CPR)を施した。労働者は現場での死亡が確認された。

同種の事故の再発を防ぐには、事業者は次のことを行う必要がある。

  • 工事用車両からは十分な距離を取るよう労働者に義務付ける方針を策定、導入、実施する。
  • 工事用車両のオペレーターに車両の安全な使用を義務付ける方針を策定、導入、実施する。
  • 視認性の高い作業服などの個人用保護具を提供し、これらの個人用保護具が企業の方針にのっとって確実に使用されるようにする。