このページは国際安全衛生センターの2008/03/31以前のページです。

ニュース要約
News Briefs

(資料出所:National Safety Council発行「Today's Supervisor」 2006年3月号 p.4)
(仮訳 国際安全衛生センター)


労働者の7%が仕事中に飲酒との調査結果

米国労働者のうち、7%をわずかに超える労働者は仕事中に(一般に昼食時に)飲酒しており、9%は二日酔いのまま職場に出たことがある。バッファロー大学嗜癖研究所(Research Institute on Addictions)が行った調査でこんな結果が明らかになった。
  「職場における飲酒とその弊害の浸透率および分布:全国調査(Prevalence and distribution of alcohol use and impairment in the workplace: A U.S. national survey)」と題されたこの調査では、過去12か月間の職場での飲酒について、全国の労働者を対象に聞き取りを行った。調査対象の労働者は、18〜65歳の米国労働者の人口構成を反映するよう選別された。
  調査の結果は、『Journal of Studies on Alcohol』(Vol.67, No.1)に発表された。

夜勤と早産に関連があるとの報告

チャペルヒルにあるノースカロライナ大学の研究者らが行なった調査によると、立ったままでの長時間の作業や重量物の持ち上げで早産のリスクが高まることはないが、妊娠3か月までの間の夜勤は早産のリスクを2倍に高めるという。
  研究者らは、夜勤によってこうした影響が出るのは、夜間の子宮の通常の活動が妨げられるためだとしている。
  この調査は最近、『産科・婦人科学(Obstetrics & Gynecology』(Vol.106, No.12)に発表された。

騒音へのばく露と高血圧に関連があるとの調査

最近、『環境衛生文書(Archives of Environmental Health)』でオンライン公開された調査によると、仕事中の騒音が高血圧の一因になっているという。
  研究者らは、米国中西部の自動車組立工場で騒音レベルを記録し、騒音レベルと労働者の心拍数・血圧測定値との相関関係を調べた。その結果、労働者の血圧は騒音へのばく露全般によって影響を受け、衝撃騒音は心拍数に影響することがわかった。防音保護具を使用することにより、最高血圧への騒音の影響が大幅に減ることもわかった。
  調査の全文は、www-personal.umich.edu/%7Elusk/sallyres.html で読むことができる。