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FACEバリュー:NIOSHのFACEレポート
FACE Value NIOSH's Fatality Assessment and Control Evaluation Reports

(資料出所:National Safety Council発行「Today's Supervisor」 2006年5月号 p.2-3)
(仮訳 国際安全衛生センター)

掲載日2006.10.13

#05NY001
事故発生日:2005年1月2日

十代の農場労働者がディフェーサーに巻き込まれて死亡
 18歳の農場労働者がサイレージディフェーサー(飼料をほぐしたり集めたりする装置)に巻き込まれて致命傷を負った。事故発生当時、この労働者は朝寒い中で機械を使用するためにトラクターをアイドリングさせていた。しかし労働者のコートの袖がデフェーサーにひっかかり、労働者は機械の可動部分に巻き付けられてしまった。近くで作業していた農場主は、異様な音を耳にして様子を見に来た。農場主は現場に着くとただちにディフェーサーの動力を切断し、トラクターのエンジンを切って911に通報した。労働者は現場での死亡が確認された。
同種の事故の再発を防ぐには、事業者は次のことを行う必要がある。
・サイレージディフェーサーおよびトラクターに装着するその他の動力式装置を作動させるのは、車両の運転席にオペレーターがいる場合だけにする必要がある。
・労働者は装置の作動部分に近付かないようにする必要がある。
・事業者はあらゆる装置のオペレーターに対し、装置の危険な部分に関する十分な教育訓練を実施し、安全な操作手順を遵守させる必要がある。