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ニュース要約
News Briefs

(資料出所:National Safety Council発行「Today's Supervisor」 2006年5月号 p.4)
(仮訳 国際安全衛生センター)

掲載日2006.10.13

動力式手工具の騒音削減に取り組むNIOSH
 国立労働安全衛生研究所(NIOSH)は、動力式手工具から発する騒音を低減するため、電気および空気を動力とする手工具のメーカーを対象に、NIOSHとの共同研究開発契約への参加を呼びかけている。

NIOSHによると、この共同研究開発の目的は、動力式手工具の騒音発生源を突きとめることだという。また、工学技術によって騒音の発生を抑える方法も調査するという。

詳細については、チャールズ・S.ヘイデン(Charles S. Hayden, chayden@cdc.gov)まで電子メールで。

トラック事故の大半はドライバーの行動が原因との調査結果
 連邦自動車運輸安全局(Federal Motor Carrier Safety Administration : FMCSA)が公表した新たな調査によれば、トラック事故の場合、天候や路面の状況、車両の性能といった要因よりも、大型トラックやその他の車両のドライバー自身が事故原因である可能性が10倍高いという。

この「大型トラック事故原因調査(Large Truck Crash Causation Study)」は、商用車のからむ事故の原因と要因を調べることを目的にFMCSAの依頼によって実施された。同局によると、事故前のあらゆる要因を全国レベルで調べたものとしては初の調査だという。報告書はwww.fmcsa.dot.govで閲覧できる。

OSHA、印刷業界向けエルゴノミクスEツールを公開
 OSHAはさきごろ、印刷業界向けの対話的ツールを公開した。「印刷業界向けエルゴノミクスEツール(Ergonomics in the Printing Industry eTool)」と名付けられたこのEツールは、www.osha.gov/dcsp/products/etools/printingにある。Eツールが対象としているのは、筋骨格系障害発症のリスクにさらされる可能性のある労働者である。

Eツールの最初のモジュールではリトグラフ印刷のプロセスを取り上げ、作業全体を大まかに3つのカテゴリー(プリプレス、プレス、および仕上げと製本)に分類している。Eツールの利用者は、製版、手丁合い(手作業でページ順に揃える工程)といった特定の印刷作業を選んで、各作業の内容や作業に存在する可能性のあるハザードについての説明を読むことができる。