冬はもうすぐそこまで来ている。マイカーや従業員の乗る車両が寒い季節の間も適切に走行できるよう、以下の点について点検・整備を行っておく必要がある。
- 配線、点火プラグなどのイグニッション(点火装置)系統
- バッテリーの残量、バッテリーケーブル
- あらゆるベルト類およびホース類
- 不凍液の残量と凍結温度
- ローター、パッド、キャリパー(ディスクブレーキ)または、シュー、ドラム(ドラムブレーキ)など、ブレーキ系統
監督者と従業員はクルマの取扱説明書を活用し、個人で行う保守作業の月間スケジュールを立てる必要がある。このスケジュールには以下の項目を含める。
- 不凍液/冷却液、エンジンオイル、トランスミッション液、ブレーキ液、およびステアリング液の残量確認、補充
- タイヤの空気圧、接地面、側面の点検、調整
- ヘッドランプ、テールランプ、マーカーランプ、ブレーキランプ、ウインカーランプなど、あらゆる灯火類の点検
- ワイパーのアームの点検、磨耗したワイパーブレードの交換、ウォッシャー液の補充(冬期は凍結温度の低いタイプのウォッシャー液を使わなければならない)
また、次のものを含む冬期用の緊急セットをトランクに入れておくことが重要である。
- 懐中電灯と予備の電池
- (地域の積雪量に応じて)タイヤチェーン
- ブースターケーブル
- 適切な空気圧のタイヤ、タイヤを交換するための工具一式
- 塩または猫のトイレ用砂1袋(摩擦剤として使用できる)
- スノースクレーパーまたはブラシ
- 厚手の毛布
- 予備の帽子と手袋
- 保存食
- 救急箱