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5分間の安全ミーティング:重機のそばでは足元に注意
Five Minute Safety Meeting: Watch your step near heavy equipment

資料出所:National Safety Council発行
Today's Supervisor 2006年10月号 p.2〜p.3
(仮訳 国際安全衛生センター)

掲載日2007.03.15

国立労働安全衛生研究所(NIOSH)によると、油圧掘削機やバックホーローダーなどの重機を操作する、または重機のそばで作業する労働者は、機械やその部品にぶつけられるリスクがあるという。NIOSHでは、傷害を防ぐために、次のような措置を講じることを勧めている。

機械操作員に対する措置

  • 製造元の仕様書に従って機械の付属品や操作装置を設置・保守する。
  • 作業を開始する前にすべての付属品にしっかりラッチ(掛け金)を掛ける。
  • 急速着脱式(クイックディスコネクト)機械では、製造元の説明書に従ってポジティブロック(コネクター)を使用する。
  • 作業を開始する前に、機械装置のすべての部分と操作レバーについて、目視によるチェックと動作チェックを行う。
  • 過積載をしない。
  • いかなる理由であれ機械から降りるときは動力を切る。

その他の現場作業員

  • 不安全な状況を察知して回避できるよう、また安全な作業慣行を守れるよう、現場作業員に教育訓練を実施する。
  • 操作員が機械を動かす前に、機械の可動区域と死角を作業員に認識させる。機械の可動区域の周囲にはロープやテープ、その他境界となるものを設け、作業員に立ち入らせないようにする。
  • 機械操作員と地面で作業する労働者との間でやり取りする合図については、各交代作業の開始前に復習、再確認する。
  • 作業員に対し、吊り下げられた荷や機械の部品の下に立つことを禁止する。
  • 動作中の機械の周囲には、必要に応じて監視役や合図役を配置する。
  • 作業員に対し、掘削機やバックホーローダーのバケットに乗り込んだり、バケットから作業したりすることを厳禁する。
  • 個人用保護具を用意し、必ず個人用保護具を作業員に使用させ、保守させる。