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特別講演
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「成長する中国における環境問題の現状と評価」 |
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「モンゴル建設現場における安全衛生への取組み」 |
を開催
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国際安全衛生センターでは、6月9日(水)、安全衛生総合会館13階会議室にて、中国地理大学(武漢)環境学院教授チェン・シェンガオ氏による「成長する中国における環境問題の現状と評価」及びモンゴル建築技術大学教授のエミールジグジッド・ナムスライ氏による「モンゴル建設現場における安全衛生への取組み」について特別講演を開催しました。
講演の主旨は以下のとおりです。
「成長する中国における環境問題の現状と評価」
2003年重慶市開県で硫化水素等を含む天然ガスの大規模な爆発事故が起き、234人が死亡する事故が発生した。また、2003年7月からの4ヶ月間に1,322件の労働災害が発生し、3,053名が死亡したことなど、昨年の中国の労働災害の現状について説明があった。
また、中国における環境リスクアセスメントと労働安全衛生マネジメントシステムにおけるリスクアセスメントの類似点と相違点の説明があり、環境リスクアセスメントの手法が職場のリスクアセスメントに応用できることなどが述べられた。
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中国地理大学(武漢)
環境学院教授
チェン・シェンガオ氏 |
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「モンゴル建設現場における安全衛生への取組み」
近年のモンゴル建築業界における課題や情報のインフラ整備等について説明があった。公共工事が2003年には前年度の2.6倍に増加したこと、また、2000年〜2004年に発生した労働災害の内、14%が死亡災害、47%が重大な災害であったこと、業種別では、運輸業、食品業、鉱工業が多く、それに次いで建築業とエネルギー関係業が多かったこと、職業性疾病は、粉じんによる気管支炎が、各年とも一番多かったことなどが述べられた。
現在のモンゴルでは、労働者の安全が無視され、労働災害補償費も増加していることから、今後、労働災害を減少させるためには、労働保安法の成立や教育・訓練システムの構築、事業者の罰則強化が必要であるとのことであった。
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モンゴル建築技術大学教授
エミールジグジッド
・ナムスライ氏 |
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この講演の資料は以下のとおりです。
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