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プレゼンテーション:
「英国安全衛生庁(HSE)における筋骨格系障害(MSD)への取り組み」を開催


 国際安全衛生センターでは、英国安全衛生庁(Health and Safety Executive: HSE)エルゴノミクス対策部長のMalcolm Darvill氏を招き、筋骨格系障害(MSD)に焦点を当てたHSEにおける労働衛生への取り組みについてのプレゼンテーションを、平成16年1月22日(木)、産業安全会館5階大会議室にて開催しました。

 現在イギリスでは、およそ230万人の労働者が仕事に起因または関連する健康障害に苦しみ、多くの人々が健康障害によって働けない状態にあります。

 中でももっとも件数が多いのは、腰痛や上肢障害をはじめとする筋骨格系障害(MSD)で、罹患者数は年間110万人、労働損失日数は1,230万日、イギリス社会に与える経済的損失は57億ポンドに及びます。業種・職種を問わずあらゆる職場で起こりうる筋骨格系障害を減らすことは、労働衛生の改善にとって重要な課題です。

 イギリスでは2000年に10ヶ年計画を立ち上げ、2010年までの10年間で、健康障害による労働損失日数を30%、健康障害の発生率を20%減らすという具体的な目標をかかげました。この計画の中で、これまでの医療まかせの労働衛生対策では十分な効果が得られなかったことから、医療従事者だけでなく、事業者・労働者も参加して、作業環境や労働形態を含めて様々な角度から問題に取り組む方法へと方向転換をはかっていることが、特徴としてあげられます。

 その一環としてのMSD対策において、HSEは国内外から広く情報を収集して、調査研究、法制度の整備や監督等による法遵守の強化を進めるとともに、様々なプログラムの開発、ガイダンス、リーフレットの発行等により、事業者・労働者へのMSDの予防・対策方法の周知に積極的に取り組んでいます。

 詳しくはプレゼンテーションの資料をご覧ください。

プレゼンテーションの資料:
HSE's Musculoskeletal Disorders Priority Programme - Learning and achieving together
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