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速報世界保健機関(WHO)が大気環境に関する新ガイドラインを公表
掲載日:2007.01.31
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WHOは、大気環境に関する従来の基準が健康保護に不十分だとして、粒子状物質、オゾン、二酸化窒素、二酸化硫黄に関する新しいガイドラインを公表した。10ミクロン以下の粒子状物質(PM10)の目標が達成されれば、都市部の死亡数が15%低下するという。中間目標を含む個々の数値と根拠の概要は下記にある。根拠の詳細は今年末までに公表される。
従来の大気環境に関する基準は、欧州に限定したものであったが、今回のものは、初めて世界全体を対象としている。
大気汚染による早期死亡は、年間200万人に達するが、この半数は開発途上国の都市部におけるものである。
10ミクロン以下の粒子状物質(PM10)濃度の年間平均は、多数の都市で70µg/立方メートルに達しているが、このガイドラインは、20µg/立方メートル以下に抑制しようとしている。
二酸化硫黄については、125µg/立方メートルから20µg/立方メートルに変更され、オゾンについては、120µg/立方メートルから100µg/立方メートルとなった。二酸化窒素についての変更はない。
2.5ミクロン以下の粒子状物質濃度、24時間値、中間目標などと根拠となった情報の概要も示されている。
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