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研修事業

特別講演
「アジア等各国の参加者からの報告」

1. 「中国における危険化学品法規および事故について」

 中国安全生産科学研究院のGao Jianming 氏から、危険化学品に関する安全管理の体系、法律、法規、標準の体系、事故の分類、特徴、近年の事故発生件数、死亡者数等について説明があった。法律の体系は、憲法が基本となっており、ILOの化学物質条約の内容が反映されている。

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中国
中国安全生産科学研究院
Gao Jianming 氏

2. 「中国における危険化学品登録制度について」

 国家安全生産監督管理局化学品登記中心のLiu Weiから、危険化学品登録制度制定の背景、目的、範囲、登録の内容(社名、生産・貯蔵・使用量、安全取り扱い説明およびラベル、緊急時連絡先等)、成果等について説明があった。2005年8月までの登録件数は、1410社、約6000種である。

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中国
国家安全生産監督管理局化学品登記中心
Liu Wei氏

3. 「中国石油化工集団公司の安全衛生環境(HSE)管理体系について」

 国家安全生産監督管理局化学品登記中心のMi Hongmei氏から、中国の石油、石油化学関連企業大手三社の健康、安全、環境の管理体系(マネジメントシステム)の実施状況について説明があった。
  1997年に国家標準が正式に取り入れられて以来、導入が進められてきた。

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中国
国家安全生産監督管理局化学品登記中心
Mi Hongmei氏

4. 「中国における危険化学品標準体系について」

 危険化学品に関する標準類の作成を所管している中化化工標準化研究所のWang Xiaobing氏から、標準類の体制、現況と問題点などについて説明があった。
  基本的な定めとしては、危険化学品安全管理条例と一般基礎標準とがあり、命名法等の通則、分類、品名表等の一般的な定めと労働関連の標準、包装標準、試験方法標準、管理標準など多岐にわたる標準類がある。
  問題点として、標準類の制定、改訂が遅れて時代遅れとなって社会の要求に応じることができていない部分がある。

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中国
中化化工標準化研究所
Wang Xiaobing氏