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中央労働災害防止協会(中災防)
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調査・研究

中災防アンケート「若年労働者の労働災害を防ぐには?」の結果を取りまとめました。

平成24年9月から10月にかけ中災防代表ホームページ上で実施したアンケート「若年労働者の労働災害を防ぐには?」に対し多くのご回答をいただきありがとうございました。

その集計結果がまとまりましたので、ご報告いたします。

  1. アンケート実施期間 平成24年9月3日(月)〜10月31日(水)
  2. アンケート回答数  1,170
  3. アンケート実施の趣旨
      中災防では、企業の安全衛生管理の実態把握の一環として、製造業で働く若年労働者の労働災害に関する実態調査 別ウィンドウが開きます を行いました。その結果、若年労働者(30歳未満)については、危険に関する「感受性」や「意識」、「コミュニケーション」といった点について安全衛生上の課題があることが浮き彫りになりました。
      そこで、中災防代表ホームページ上でアンケートを実施し多くの方々から「若年労働者の労働災害を防ぐには?」をテーマとした3つの質問についてご意見やお考えをお寄せいただきました。

 

質問1 【Communication】
若者とコミュニケーションを図るために有効な方法は何だと思いますか?(複数回答可)

グラフ:「親睦会等(仕事の後の飲みニケーションなど)をする」が53.8%、「若者の意見を取り入れる機会(会議など)を設ける」が70.3%、「終業後や休日にレクリエーションなどで交流を図る」が27.7%、「メール等での情報交換」が13.1%

  • 年代計で最も多い回答が「若者の意見を取り入れる機会(会議など)を設ける」(70.3%)、ついで「懇親会等をする」(53.8%)、「終業後や休日にレクリエーションなどで交流を図る」(27.7%)の順になりました。
  • 年代別にみてみると、30代から60代の全ての年代で、最も多いのが「若者の意見を取り入れる機会(会議など)を設ける」でしたが、20代では、「懇親会等をする」(55.9%)が最も多くなっています。
    このことから、上の年代は会議等オフィシャルな場で意見を取り入れることでコミュニケーションを図れると考えているのに対し、若者自身は、形式張らない方法でコミュニケーションを図ることを望んでいるのではないかと推測されます。
  • 「懇親会等をする」については、40代が他の世代と比べて最も少なくなっています(50%)。40代は仕事や家庭等の責任が重く時間や経済的負担がかかる懇親会を敬遠する傾向にあるのかもしれません。

 

 

質問2 【Education】
若者に危険に対する感受性を高める有効な教育をする方法として何が有効だと思いますか?(複数回答可)

グラフ:「グループで話し合わせる」が45.6%、「マンガ(イラスト)を多用した教材で学ばせる」が20.0%、「視聴覚教室(動画、DVDなど)を使用する」が42.6%、「疑似体験させる(危険体感教育)」が80.5%

  • 年代計で最も多い回答が「疑似体験させる(危険体感教育)」(80.5%)、次いで「グループで話し合わせる」(45.6%)、「視聴覚教材(動画など)を使用する」(42.6%)の順となっています。
  • 年代別にみてみると、20代から60代の全ての年代に共通して、最も多いのが「疑似体験させる」でした。体感教育等により疑似体験させることが危険感受性を高めるために有効と考えている方が圧倒的に多いことがわかります。
  • 20代から40代までは「グループで話し合わせる」が2番目となっていますが、50代及び60代では「視聴覚教材を使用する」が2番目になっています。「視聴覚教材を使用する」、「マンガを多用した教材で学ばせる」については、概ね年代が上がるほど選択の割合が高くなっています。50代、60代は、視聴覚教材やマンガなど視覚に訴える教材が有効と考えているのに対し、若者を含め若い年代は、教材の工夫よりもグループ討議により他者の考え方・感じ方を知ることで危険感受性を高めることができると考えていることがうかがえます。

 

 

質問3 【Motivation】
若者のモチベーションを高めるためには、どんなことが有効だと思いますか?(複数回答可)

グラフ:「厳しく接する(叱る、反省させる、妥協しないなど)」が21.8%、「厳しさよりもやさしさを優先させる(ほめるなど)」が56.6%、「手取り足取り、繰り返し教える」が33.8%、「一人で最後までやらせる(手伝わない)」が36.8%、「競争させる」が25.6%

  • 年代計では「厳しさよりもやさしさを優先する」(56.6%)、「一人で最後までやらせる」(36.8%)、「手取り足取り、繰り返し教える」(33.8%)の順になっています。
  • 20代から60代全ての年代において「厳しさよりもやさしさを優先する」が最も多く60%近くになっているのに対し、「厳しく接する」は各年代とも20%台となっています。     現代の若者は昔と比べ「打たれ弱く」、厳しく接するのはモチベーションを高めるのに逆効果と考えている人が、若者自身を含め年代を問わず多いのではないかと思われます。
  • 20代においては、他の年代では4番目の「競争させる」が40.7%と高率で2番目となっており、「一人で最後までやらせる」が他の年代に比べかなり低い率になっています。上の年代は、若者は競争を嫌い、一人でやらせた方がモチベーションが高まると考えているのに対し、当の若者は競争があった方がモチベーションが高まると考えているようです。
  • 「厳しさよりもやさしさを優先する」が、年代が上がるほど選択の割合が高くなっています。その理由としては年代が高くなるほど若者に対し寛容になる、厳しく接してもモチベーションが高くならなかった経験が多く、結果的にやさしさを優先させているなどが考えられます。

 

上記の3つの質問ごとに自由記述欄に寄せられた意見は PDF 別添 別ウィンドウが開きます (PDF 212KB) のとおりです。
多数の意見が寄せられましたが、数字上では表せない示唆に富んだもの、含蓄のあるものばかりです。

 

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