このページは国際安全衛生センターの2008/03/31以前のページです。
国際安全衛生センタートップ国別情報(目次) > イギリス 2002/03年度のイギリスにおける死亡災害の統計

2002/03年度のイギリスにおける死亡災害の統計

資料出所:HSEホームページ「Statistics of Fatal Injuries 2002/03」
http://www.hse.gov.uk/statistics/overall/fatl0203.pdf

(仮訳 国際安全衛生センター)



建設業における就業者の死亡災害
(Supplementary tables 45、及び 13 参照)

第15図: 
建設業における就業者の死亡災害者数と死亡災害年10万人率
1992/93〜2002/03(2002/03年度は暫定値)


  • 2002/03年度の就業者の死亡災害者数は2001/02年度の80から71に低下し、11%の減少である。建設業は就業者の全死亡災害の31%を占めている。

  • 2002/03年度の死亡災害者数は、2001/02年度と比較すると、被雇用者は60から57へ、自営業者は20から14へ、それぞれ減少している。

  • 2002/03年度の就業者の死亡災害年10万人率は、2001/02年度の4.4から4.0に低下している。

  • 就業者の死亡災害年10万人率は、1998/99年度迄の1990年代は大体減少をしているが、その後の2年間2000/01年度迄実質的に上昇し、2000/01年度は10年間で最高の値を示している。

  • 2002/03年度の就業者の死亡災害年10万人率は、1992/93年度から2002/03年度迄の間で2番目に低い記録である。


第16図: 建設業における災害の型別就業者の死亡災害者数
(1996/97年度から2002/03年度迄の総合数)




  • 1996/97年度から2002/03年度の期間における最も一般的な就業者の死亡災害の型は墜落・転落であり、全死亡災害の半分を超えている。墜落・転落は、被雇用者及び自営業者両者にとって最も一般的な死亡災害の型である。

  • 1996/97年度から2002/03年度迄に記録された294件の墜落・転落による死亡災害のうち、257件(87%)は2m以上のからのものである。

  • 省略

  • 省略


第17図: 建設業における災害の型別就業者の死亡災害者数
1996/97〜2002/03(2002/03年度は暫定値)




  • 2002/03年度は墜落・転落により33件の就業者の死亡災害があったが、これは2001/02年より4件減少している。この33件という数字は、ここ7年間の最低である。墜落・転落は主として屋根、はしご、足場及び高い作業構台からである。

  • 2002/03年度には、飛来・落下した物体に打たれたことによる就業者の11件の死亡災害があった。この型の死亡災害者数は、1996/97年度から2002/03年度迄の間、約12を平均として前後に変動している。

  • 動いている車輌に激突されることによる就業者の死亡災害者数は、2001/02年度の11に対し、2002/03年度は5であった。死亡災害件数は1996/97年度より、5から17の間で変動しており特記すべき傾向はない。