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NSC発行「Safety + Health」2006年4月号
掲載日:2006.09.26
欧州労働安全衛生機関、労働安全衛生分野での調査動向を発表
スペイン、ビルバオ(Bilbao)― 欧州連合(European Union)の労働安全衛生専門家らによると、社会や職場における昨今の動向が、新たなリスクを生み、労働安全衛生の研究に新たな需要を突きつけている。
これからの課題の一部については、欧州労働衛生安全機関(European Agency for Safety and Health at Work)が、「EU25ヶ国における労働安全衛生研究の優先課題(Priorities for occupational safety and health research in the EU-25)」と題する調査報告書で、あらましを発表した。
欧州連合内では、労働者が労働時間と非労働時間の均衡を保ちにくいという懸念が、拡まりつつあると当局は述べた。もう一つの要素は、臨時派遣労働、パート労働または「通常の勤務時間外の労働」など、当局が「非定型労働」と呼んでいるものである。これらはいずれも、業務関連ストレスの一因となり、あるグループの新規採用または雇用継続の妨げにもなると、当局は述べた。
「労働の種類や組成は、変化しており、ますます顧客主導、知識主導型になりつつある」と、当局のハンス‐ホルスト・コンコルスキー所長(Hans-Horst Konkolewsky, Director)は述べた。「欧州の労働力人口も変化してきている。結果的に、衛生問題はますます複雑になり、労働安全衛生の研究や予防策に対するアプローチとして、新しい方法を見つけねばならない」。
報告書全文を閲覧するには、http://osha.europa.eu(別窓)を開かれたい。
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