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NSC発行「Safety + Health」2001年11月号
ニュース
NIOSH、携帯電話タワーの死亡事故を探る
ワシントン − NIOSH(国立労働安全衛生研究所)によれば、1992〜1998年間で、電気通信用タワーでの作業中に
118人が死亡。これには、墜落・転落死93人、タワー崩落による死亡 18人、感電死4人が含まれる。連邦通信委員会は、米国内には、少なくとも7万
5千の電気通信用タワーが設置されており、毎年千基以上のタワーが建設されていると試算。タワーが建つにつれ、死亡者数も上がる。
NIOSHのドーン・カスティロ部長は、6月、ザ・ウォールストリート・ジャーナルに対し、当局は、事態を把握する必要があると語った。
7月、カスティロ部長は、「電気通信用タワーの建設・保全作業中の墜落・転落死傷事故の防止」と題したNIOSHの警鐘論文の筆頭執筆者を務めた。事業者、労働者、同業組合、連邦政府の代表者で構成するOSHA対策委員会が、問題に取り組み始めた。
NIOSHのスポークスマン、フレッド・ブロッサー氏は、当該産業の成長予測にかんがみ、事業者、労働者、タワー建造者らは、タワーからの墜落・転落死の危険性について警鐘を鳴らし、労使の注意を喚起し、共同して死亡事故の防止方策を見出すよう努めるべきであると語った。
JICOSH註) NIOSH Alertはこちら
「 電気通信用タワーの建設および保守時の墜落・転落による傷害・死亡の防止(2000)」
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