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NSC発行「Safety + Health」2006年6月号
掲載日:2006.11.09
産業特集

サービス業

ホテルの快適性が増すと、清掃員の傷害も増加
ワシントン― 国立労働安全衛生研究所(NIOSH)が4月に開催した2006年度全米労働調査計画シンポジウム(2006 National Occupational Research Agenda Symposium)で、ニューヨークを本拠とする労働組合、UNITE HEREが発表した調査によると、清掃員は、他のホテル、サービス従業員より負傷することが多く、この問題は、ホテルチェーンが、重いベッドやリネン類を導入するなど、客室を模様替えすると、さらに悪化する。

「贅を凝らし、痛みに耐える(Creating Luxury, Enduring Pain)」と題したこの調査は、調査対象となったホテル清掃員の91%は、業務上の痛みを経験したことを明らかにした。このうち、66%は、定期的に痛み止めの薬物療法を受け、67%は、医師の診断を受けた。

報告書全文をダウンロードするには、新しいウィンドウに表示しますwww.hotelworkersrising.org/pdf/Injury_Paper.pdfPDF[232KB]を開かれたい。

CDC、米国の死亡消防隊員の大半は、ボランティア隊員
アトランタ― 疾病対策予防センター(CDC)が、ボランティア消防隊員および職業消防隊員の死亡事故を分析したところ、1994〜2004年間に、任務中に死亡した米国消防隊員の過半数は、ボランティア隊員であった。

CDCによると、死亡した消防隊員の53%はボランティアで、32%は職業消防隊員であった。残りは、荒地消防隊員や有給の待機要員、臨時消防隊員など、その他の消防隊員であった。

CDCによれば、米国のおよそ80万人の消防隊員はボランティア、30万人は職業消防隊員である。ボランティア消防隊員は、主として人口25,000人以下の地域社会を担当している。

新しいウィンドウに表示しますwww.cdc.gov/mmwr/preview/mmwrhtml/mm5516a3.htm?s_cid=mm5516a3_eでは、報告書全文が閲覧できる。


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