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NSC発行「Safety + Health」2006年6月号
掲載日:2006.11.09
運輸業
調査:運転手の行動は、大半のトラック衝突事故の原因
ワシントン― 連邦自動車運輸安全局(Federal Motor Carrier Safety Administration: FMCSA)の調査は、運転手の行動が、天候や道路の状態、車両性能といった要因に比べ、10倍もトラック衝突事故を引き起こしやすいことを明らかにした。
「大型トラックの衝突原因調査(Large Truck Crash Causation Study)」は、この種の衝突に関し、衝突前の状況を調べた初の全米規模の調査であった。当局は、17州24ヶ所で2001年4月〜2003年12月間に発生した衝突死傷事故の事例を検証した。衝突事故はいずれも、少なくとも大型トラック1台が関与しており、最低1人が死亡または傷害を負っていた。967件の全事例では、大型トラック1,127台、非トラック車両959台、死者251人、負傷者1,408人が巻き添えになった。調査によれば、トラックまたはその他の車両の運転手がとった行動または不行動が、衝突事故88%の主要原因であった。
報告書全文を閲覧するには、 www.fmcsa.dot.govを開かれたい。
NIOSH、トラック運転手の労働空間データの調査を検討中
ウェストバージニア州モーガンタウン(Morgantown)― 国立労働安全衛生研究所(NIOSH)は、4月27日、公開会議を招集して、米国トラック運転手人体測定学(人体の比較測定)と職場のデータに関する大規模調査プロジェクト案について、課題を説明、討議した。
当局によると、この調査では、人体測定学的ガイドラインを定式化し、運転台設計のための人のデジタルモデルを開発し、運転手の視界や快適性、操縦性や衝突後の生存率を高める次世代運転台の基準を向上させるのに用いるデータベースを構築する。
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