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NSC発行「Safety + Health」2006年6月号
掲載日:2006.11.09
ニュース

BPオハイオ製油所の違反行為に240万ドルの罰金

ワシントン― 労働安全衛生庁(OSHA)は、4月、BP Products North America Inc.社(本社:イリノイ州ウォレンビル、Warrenville)のオハイオ州オレゴン製油所での不安全操業に対し、240万ドル強もの罰金を科した。2005年3月、同社のテキサス州テキサスシティ製油所で起きた爆発死亡事故では、従業員15人が死亡、170人以上が負傷したが、OSHAは、この事故の調査で判明した違反行為と同様の違反が、臨検で見つかったと述べた。

OSHAトレド地域事務所(Toledo Area Office)は、当局の集中監督プログラム(Enhanced Enforcement Program)で発令された警告をきっかけに、オハイオ州の件の精油所の臨検を開始した。臨検では、一事例あたり32項目の故意の違反を検挙した。「BP社が、従業員の安全衛生を確保するのにテキサスシティの教訓を役立てていないとは、まったく遺憾である」と、OSHAのエドウィン・フォーク長官は述べた。