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ゼロ災運動・KY(危険予知)

危険予知訓練 KYT

危険予知訓練(KYT)を実践する意義

1. 安全を確認するための手法

KYTとは、危険に関する情報をお互いに寄せ集め、話し合って共有化し合い、それを解決していく中から、危険のポイントと行動目標を定め、それを潜在意識に強く訴えて、危険に対する感受性や問題解決能力を高め、要所要所で指差し呼称を行うことにより、集中力を高めるとともにこれらを顕在意識に呼び起こし、安全を確認して行動するための手法であるといえます。
また、そのための日常的な訓練です。

2. 危険情報を潜在意識に叩き込む

人間は生まれてからずっと一定の学習の過程を経ていくが、その結果、人間の行動はほとんどが習慣で、無意識に判断し、体の方が自然に動いていくことで成り立っています。
人間は深く潜在意識に支配されているということです。
それだけに意識下に危険に対する情報を送り込み、それを潜在意識に叩き込んで新しい習慣にし、要所要所で自然に意識に上らせて新しい習慣にしていくことが重要です。

3. 危険のポイントと行動目標を指差し呼称で顕在化

意識、習慣はいったん植えつけられると、なかなか消えません。
そして、誤まった知識でも正しいものと信じ込んでしまうと、体はそれに従って無意識に反応していきます。
KYTの場合、職場の仕事に通じたいわばプロ同士が練りに練って寄せ集めた危険のポイントと行動目標であり、これ以上正しいものはありません。
したがって、KYTで危険のポイントと行動目標を指差し唱和で体が無意識に反応するぐらいにしっかりと意識下に叩き込んで、作業の要所要所で指差し呼称で顕在化していくことが重要です。