化学物質・衛生技術サービス

令和6年4月からの自律的な化学物質管理においては、化学物質の種類や使用状況により、
健康リスクなどを自ら見積ることが求められます。

健康障害防止において、ばく露濃度(吸い込む濃度)の把握は重要です。
①ばく露濃度を推定すればよい場合
②ばく露濃度を簡単に実測してみたい場合
③専門家に依頼して個人ばく露測定を行う場合
などが考えられます。

ばく露濃度の推定(簡易ツール)

厚生労働省が推奨するCREATE-SIMPLEで、ばく露濃度を計算してみましょう。

厚生労働省 CREATE-SIMPLE

関連書籍(出版サイト)

簡便な実測

実測するとばく露の状況がよくわかります。簡便な実測をしてみましょう。

個人ばく露測定
~確認測定、リスク見積り測定など~

重要な局面では、中災防に個人ばく露測定を依頼すると安心です。

  • 濃度基準値を超えてばく露するおそれがあるとき
  • リスクが高いと見込まれるとき
  • 防毒マスクなどを正しく選定したいとき
  • 作業環境が良好なのに、健康診断で異常値が出るとき
濃度基準値対象物質などの分析
~個人ばく露測定サンプルの分析は高度な技術~

労働衛生調査分析センターは、

  • 厚生労働省に分析技術を提供しています
  • 中災防測定サンプルの分析を行います
  • 他の測定機関からサンプルを引き受け分析します

濃度基準値設定179物質のリストは、こちら
(2025.9.12現在)

作業環境測定
~有機溶剤、特定化学物質など~

地区安全衛生サービスセンター

  • 作業環境の状況を測定し正しく評価します。
  • 作業環境改善が必要な場合は、外部専門家による技術支援に円滑に移行できます。

外部専門家による技術支援
~個人ばく露測定サンプルの分析は高度な技術~

○化学物質管理専門家(分析センター)

  • 監督署長の改善指示を受けたとき
  • 労働局長に適用除外認定を受けたいとき

○作業環境管理専門家(地区センター)

  • 作業環境改善が困難である旨の確認が要るとき