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速報 イギリスHSEによる職場のいじめ追放の日(11月7日)に際する注意喚起

HSE [イギリス安全衛生庁]
press releases 2006年11月7日
(速報作成 国際安全衛生センター)

掲載日:2007.03.19

いじめは、身体的な暴力やおどしから、いやみ、からかいに至るまでさまざまな形態で存在するが、適切な対応がないと職場におけるストレスの重大な原因となる。

当事者ばかりでなく、目撃者にまで影響が及んでモラルの低下を招き、欠勤の増加につながるとされている。このため、いじめに起因する損失は、毎年8千万労働日および20億ポンドに達し、50万人が病気になるレベルのストレスを受けているという。

これに対処するため、HSEは作業関連ストレス/ストレスマネジメントのサイトに掲載の「ストレスマネジメント基準」の一層の活用を推奨している。この基準は、下記の内容などから成り、関連する資料とともにHSEのウェブサイトから入手することができる。事業主向けの簡単な説明資料もある。

ストレス対応方針の例

  • ステップ1 ハザードの特定
  • ステップ2 被害者と被害の内容の調査(調査のための質問票、分析ツールと使用方法)
  • ステップ3 リスクの評価と対策の実施
  • ステップ4 所見の記録(アクションプラン)
  • ステップ5 状況の監視と見直し

またリスクに関係するファクアターとしては、以下の6つが重要だとし、その内容の説明がある。

  • 職務内容
  • 裁量の範囲
  • 周辺からの援助
  • 相互の関係
  • 組織における役割
  • 変化とその管理