教育、セミナー・研修会
健康づくり・からだの安全
心とからだの健康づくり指導者等のための実務向上研修
実務向上研修は、心とからだの健康づくり専門研修の修了者に必要な幅広い知識を学ぶレベルアップのための研修です。 各専門分野に関する知識だけでなく、心身両面にわたる健康づくりの最新情報を習得できるよう、全ての専門研修の修了者が受講いただけます。
日本医師会認定産業医制度 指定研修会となっていますので、認定産業医の方は聴講することができます。
研修内容・講師(都合により内容を一部変更する場合があります。)
令和6年度は、AコースとCコースが新しくなります。
詳細は、コース名をクリックしてください。(敬称略)
Aコース
実務向上研修Aコース(新規)
【講義】新しい健康づくりのための身体活動・座位行動指針の概要と活用のポイント
<講師> | 早稲田大学スポーツ科学学術院 教授 | 澤田 亨(さわだ すすむ) |
厚生労働省は2024年度から、21世紀における第三次国民健康づくり運動(健康日本21(第三次))をスタートさせます。健康日本21(第三次)における身体活動・運動分野の目標を達成するためのツールとして、2013年に公表された「健康づくりのための身体活動基準2013」と「健康づくりのための身体活動指針(アクティブガイド)」が改訂されて、新たな指針として公表されます。本研修会では、新しく公表された健康づくりのための身体活動・座位行動指針の概要と活用のポイントを解説します。
【講義・演習】“身心”の自己調整:一人ひとりの健康と能力発揮のために
<講師> | 筑波大学名誉教授 /常葉大学 教育学部 教授 坂入 洋右(さかいり ようすけ) |
徳島大学 総合科学部 准教授 中塚 健太郎(なかつか けんたろう) |
自分の心と体のコンディションを、個性や状況や目的に応じて適した状態に調えることができたら、健康の維持増進、ミスや事故の防止、仕事のパフォーマンス向上のいずれにも大いに役立つでしょう。本研修会では、一人ひとりが主役となる新しい科学の理論と実践法について解説し、マインドフルネスや自律訓練法を中心に、専門家によるトップダウン型ではなく、実践者が自己理解を深めていくボトムアップ型の実践法の実習を行います。
Bコース
実務向上研修Bコース(2023年度から継続)
【講義】 『女性が生き生き働ける職場づくり ~社会ニーズを踏まえて~』
<講師> | 株式会社 JUMOKU 代表取締役 長井 聡里(ながい さとり) |
職場における女性労働者の健康課題は、妊娠出産期の母性健康管理から、雇用延長・高齢化社会を見据え、 生涯を通じた女性の健康の保持増進へと広がりを見せています。女性の社会進出に伴う様々な法的要求と 健康経営やSDGsなど社会のニーズとも関連し、今、各職場で取り組むべき優先的課題は何かを考えます。 そのために必要な女性のライフステージごとの健康問題を理解し対策を知って、現場で使える知識を整理して 解説します。
【講義・演習】 『科学的根拠に基づく産業保健活動の進め方~実践活動データを集めてまとめるワザ~』
<講師> | 神奈川県立保健福祉大学大学院ヘルスイノベーション研究科 准教授 津野香奈美(つの かなみ) |
産業保健の現場には、たくさんのデータが眠っています。健康診断結果、休業日数、面談数、保健指導人数、 研究参加者のアンケート…。しかし、データがたくさんあることで、どこから手を付けたらわからないという 悩みも聞こえてきます。そこで本研修会では、既にあるデータを用いて産業保健活動の質を高めるコツや、 データの集め方、まとめ方に関する実践的なスキルをワークを取れ入れながら解説します。
Cコース
実務向上研修Cコース(新規)
【講義】休み方と働き方の好循環づくりに向けた攻めの「休養(リカバリ―)」
<講師> | 一般社団法人日本リカバリー協会 代表理事 | 片野 秀樹(かたの ひでき) |
休養不足による労働生産性やワークエンゲージメントの低下に課題を感じている人は多い。仕事に対する活力向上のためには、休み方と働き方の好循環の実現が必要です。休養はこれまで労働時間の削減と睡眠時間の確保にのみ焦点が当たり、具体的な休み方の知識については置き去りにされてきました。本講座では、休養学に基づき休養の心得やその取り組み法等を整理して、休み方と働き方のサステナブルな好循環づくりについて解説します。
【講義・演習】チーム力を高める心理的安全性の作り方 ~実証と研究事例を通じて~
<講師> | 一般社団法人チーム力開発研究所 理事 | 青島 未佳(あおしま みか) |
ここ数年で“心理的安全性”という言葉は、民間企業・自治体・医療法人などの様々な組織の中に急速に浸透しています。
労働安全チームとしてメンバーがお互いに助け合い、時には率直に指摘し合えること = 心理的安全性の確保が、日ごろから潜むヒューマンエラーから組織を守り、組織の安全性・健全性を確保する肝となります。
本講義では、昨今バズワード化している“心理的安全性”の定義とその誤解についても説明するとともに、心理的安全性が低い職場及び高い職場事例やリーダーがとる行動についてお伝えをしていきます。
Dコース
実務向上研修Dコース(2022年度より継続)
【講義】『こころの応急処置:メンタルヘルス・ファーストエイドの職場での活用』
<講師> | 九州大学大学院医学研究院精神病態医学分野 准教授 | 加藤 隆弘(かとう たかひろ) |
島根県立心と体の相談センター 所長 | 小原 圭司(こばら けいじ) | |
岩手医科大学医学部神経精神科学講座 教授 | 大塚 耕太郎(おおつか こうたろう) |
職場や家庭で身近な人が心の不調になることは珍しいことではありません。メンタルヘルス・ファーストエイド(MHFA)は、こうした状況でのこころの応急処置の方法を実践的に習得する教育研修プログラムです。2000年にオーストラリアで開発され、日本を含む様々な国に普及しつつあります。本研修では、MHFA-Japanのトレーナーが、職場におけるうつ病の予防と早期支援に関するMHFAのエッセンスを紹介し、実際にロールプレイでMHFAに基づく支援法を体験します。
【講義・演習】『人生100年時代を迎えて~若年層からのフレイル予防~』
<講師> | 立命館大学 スポーツ健康科学部 教授 | 真田 樹義(さなだ きよし) |
人生100年時代を迎えて、運動・身体活動の重要性がますます注目されています。フレイル予防のためには、筋量や筋力を維持するための運動・栄養に関する支援が有効となりますが、そもそも運動や身体組成は健康とどのようなかかわりがあるのか。地域の実例やこれまでの研究成果をもとにわかりやすく解説します。職域での健康づくり対策に活用していただけます。
日程、開催地
回 | 日程 | 開催地 | 申込・問合せ先 | 連絡先 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 2024年5月20日(月) Aコース | 東京都 港区 | 健康快適推進部 | TEL 03-3452-2517 | |
2 | 2024年5月24日(金) Aコース | 大阪府 大阪市 | 大阪労働衛生総合センター | TEL 06-6448-3840 | |
3 | 2024年6月12日(水) Cコース | 東京都 港区 | 健康快適推進部 | TEL 03-3452-2517 | |
4 | 2024年6月15日(土) Aコース | 愛知県 名古屋市 | 中部安全衛生サービスセンター | TEL 052-682-1731 | |
5 | 2024年7月19日(金) Cコース | 大阪府 大阪市 | 大阪労働衛生総合センター | TEL 06-6448-3840 | |
6 | 2024年7月22日(月) Bコース | 東京都 港区 | 健康快適推進部 | TEL 03-3452-2517 | |
7 | 2024年8月2日(金) Bコース | 福岡県 福岡市 | 九州安全衛生サービスセンター | TEL 092-437-1664 | |
8 | 2024年8月7日(水) Cコース | 宮城県 仙台市 | 東北安全衛生サービスセンター | TEL 022-261-2821 | |
9 | 2024年8月23日(金) Bコース | 大阪府 大阪市 | 大阪労働衛生総合センター | TEL 06-6448-3840 | |
10 | 2024年9月6日(金) Bコース | 石川県 金沢市 | 中部安全衛生サービスセンター | TEL 052-682-1731 | |
11 | 2024年9月19日(木) Cコース | 愛知県 名古屋市 | 中部安全衛生サービスセンター | TEL 052-682-1731 | |
12 | 2024年9月20日(金) Bコース | 東京都 港区 | 健康快適推進部 | TEL 03-3452-2517 | |
13 | 2024年10月4日(金) Cコース | 広島県 広島市 | 中国四国安全衛生サービスセンター | TEL 082-238-4707 | |
14 | 2024年10月6日(日) Aコース | 東京都 港区 | 健康快適推進部 | TEL 03-3452-2517 | |
15 | 2024年10月17日(木) Cコース | 大阪府 大阪市 | 大阪労働衛生総合センター | TEL 06-6448-3840 | |
16 | 2024年10月25日(金) Cコース | 福岡県 福岡市 | 九州安全衛生サービスセンター | TEL 092-437-1664 | |
17 | 2024年11月8日(金) Dコース | 北海道 札幌市 | 北海道安全衛生サービスセンター | TEL 011-512-2031 | |
18 | 2024年11月9日(土) Dコース | 東京都 港区 | 健康快適推進部 | TEL 03-3452-2517 | |
19 | 2024年11月25日(月) Cコース | 東京都 港区 | 健康快適推進部 | TEL 03-3452-2517 | |
20 | 2025年1月16日(木) Aコース | 広島県 広島市 | 中国四国安全衛生サービスセンター | TEL 082-238-4707 | |
21 | 2025年1月24日(金) Aコース | 大阪府 大阪市 | 大阪労働衛生総合センター | TEL 06-6448-3840 | |
22 | 2025年2月6日(木) Aコース | 宮城県 仙台市 | 東北安全衛生サービスセンター | TEL 022-261-2821 | |
23 | 2025年2月7日(金) Dコース | 福岡県 福岡市 | 九州安全衛生サービスセンター | TEL 092-437-1664 | |
24 | 2025年2月14日(金) Dコース | 東京都 港区 | 健康快適推進部 | TEL 03-3452-2517 | |
25 | 2025年2月21日(金) Aコース | 愛知県 名古屋市 | 中部安全衛生サービスセンター | TEL 052-682-1731 | |
26 | 2025年3月7日(金) Cコース | 東京都 港区 | 健康快適推進部 | TEL 03-3452-2517 | |
27 | 2025年3月19日(水) Dコース | 大阪府 大阪市 | 大阪労働衛生総合センター | TEL 06-6448-3840 |
*都合により、日程、講師等を一部変更する場合がありますのでご了承ください。
対象者
心とからだの健康づくり指導者養成専門研修の修了者
研修期間
1日間(9:30~17:10)
定員
32~88名(会場によって異なります)
参加費
参加費にはテキスト代、消費税10%が含まれています。
区分 | 金額 |
---|---|
THP登録者 | 21,780円 |
賛助会員 | 21,780円 |
一般 | 24,200円 |
取得単位
本研修のA~Dいずれのコースでも、以下の単位を取得することができます。
THP指導者登録更新単位 6単位
日本医師会認定産業医 生涯研修会専門研修 専門5単位
健康運動指導士、健康運動実践指導者登録更新認定講習会 A・B・Cコース講義6単位、Dコース講義5単位・実習1単位
備考
各コース共通講義の「働く人の健康づくりの動向」は、同一年度内に2コース目を受講される場合は免除となりますので、免除希望の方はお申し出ください。なお、受講免除の場合も参加費や取得できる単位数の変更はありません。
お申込み
「Web申込み」からお申し込みください。電話、FAXでの申込みは受付けておりません。
THP指導者養成専門研修修了者
日医認定産業医制度 指定研修会として受講の方
お問合せ
詳細についてのお問合せは、各申込先までお願いいたします。
お問合せ
中央労働災害防止協会(中災防)
健康快適推進部
TEL 03-3452-2517
FAX 03-3453-0730
E-mail:kenko@jisha.or.jp