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シンガポールの職業性疾病に関する調査(1999年)
職業性疾病に罹患した労働者の数(1997−1999年)

資料出所:人材開発省発行「Annual Report 1999 Department of Industrial Health」
(訳 国際安全衛生センター)

シンガポール労働衛生局は、工場法および労働者災害補償法に記載された職業性疾病の患者について通知を受ける立場にあり、また、その他の業務関連疾病・健康状態に関する通知も本局に回付されていて、原因の特定と診断内容を確認するための調査が実施される。調査が完了すると、各関係工場に予防措置に関して助言が与えられる。

1999年の職業性疾病の新規患者は総計869人おり、発生率は労働者10,000人当り4.6人となった(労働力調査の労働者数に基づく)。表は、過去3年間の職業性疾病の種類について内訳を示したものである。

表 職業性疾病に罹患した労働者の数(1997〜1999年)
職業性疾病の種類 1997 1998 1999
1. 騒音性難聴
  (a)初期症状
  (b)進行した状態

843
18

663
11

646
13
2. 職業性皮膚炎 126 132 116
3. (a)化学物質の過剰吸収
   (b)化学物質中毒
30
0
47
6
48
0
4. ガス中毒 17 13 6
5. 職業性喘息 7 3 2
6. 潜函病/気圧性外傷 0 1 2
7. 珪肺 1 1 5
8. 石綿肺 1 0 3
9. 上肢の反復的負荷障害 0  4   6
10. その他 11 16 22
総計 1,054 897 869