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シンガポールの職業性疾病に関する調査(2000年)
職業性疾病に罹患した労働者の数

資 資料出所:シンガポール人材開発省労働衛生局発行
「Occupational Health Department Annual Report 2000」
(訳 国際安全衛生センター)


職業性疾病調査

労働衛生局は、工場法および労働者災害補償法に掲げられている職業性疾病の事例に関する届け出を受け付ける。その他の職業関連疾患や症状の届け出も同局に付託される。原因究明と診断確認のために調査が実施される。

調査の完了と同時に、関係工場に対し予防措置に関する勧告が行われる。

2000年に、職業性疾病の事例が新たに547件確認された。発生率は労働者1万人につき2.8件(2000年度国勢調査時の被雇用者数に基づく)であった。表1に過去3年間の職業性疾病の内訳を示す。

表1 職業性疾病に罹患した労働者の数(1998〜2000年)
職業性疾病の種類 1998 1999 2000
1. 騒音による聴覚損失

  (a)初期症状
  (b)補償対象
674

(内訳) 663
11
659

(内訳) 646
13
366

(内訳) 354
12
2. 職業性皮膚炎 132 116 93
3. 化学物質 中毒/過剰吸収
   (a)化学物質過剰吸収
   (b)化学物質中毒
53

(内訳) 47
6
48

(内訳) 48
0
23

(内訳) 22
1
4. ガス中毒(Gassing) 13 6 20
5. 職業性喘息 3 2 3
6. 潜函病/気圧障害
1 2 29
7. 珪肺 1 5 2
8. 石綿症 0 3 0
9. 上肢の反復負荷障害  4   6 3
10. その他 16 22 8
総計 897 869 547