お問合せ

中央労働災害防止協会(中災防)
技術支援部
国際課
TEL 03-3452-6297
FAX 03-5445-1774
E-mail: kokusai@jisha.or.jp

 

お知らせ

国からの委託事業であった 「国際安全衛生センター(JICOSH)」 別ウィンドウが開きます が2008年3月末をもって廃止されました。 永らくのご利用ありがとうございました。 同センターのサイトに掲載されていた個別の情報については、中災防WEBサイトの国別分野別情報にリンクして取り込んでおります。

 

Get ADOBE READER
PDF形式のファイルをご覧になるには、Adobe Systems Incorporated(アドビシステムズ社)のAdobe® Reader™が必要です。

 

各国情報・国際関係

海外の労働安全衛生統計−香港(2006)

2008年9月29日

香港における労働災害統計については、 香港特別行政府労働安全衛生局 別ウィンドウが開きます ウェブサイトで閲覧できる。 今回は「Occupational Safety and Health Statistics Bulletin Issue No.6(July 2006)、 Occupational Safety and Health Statistics2006」から災害統計の概況を紹介する。

概況

2006年の全事業場における業務上の死傷者は、46,937人で、前年より6.0%増加した。 また、労働者1,000人あたりの業務上の死傷発生率(労働者100人当たりの発生数)も17.8から18.4と3.3%増加した。 工業災害(用語の定義は後記)の死傷者は、17,286人で前年に比べて2.2%増加し、発生率も30.6から31.5と2.7%増加した。

高リスク産業の建設業において最も多くの死亡災害が発生し、また最も高い発生率であった。 建設業の工業災害死傷者数は、3,548人から3,400人と4.2%減少したが、発生率は59.9から64.3と7.4%増加した。 しかしながら、1998年に比べて被災者数では82.6%、発生率では74.1%減少してきている。

主要産業部門別業務上の死傷者数(2006/2005)

主要産業部門別業務上の死傷者数(2006/2005)
主要産業部門 2005 2006
死傷者数 死亡者数 死傷者数 死亡者数
農業・漁業 1,42 (1) 162  
鉱業・採石業 2      
製造業 4,110 (14) 4,228 (21)
電気・ガス 65   50  
建設業 3,667 (41) 3,499 (20)
卸小売業、ホテル・レストラン業 13,926 (15) 14,665 (26)
輸送関連業、倉庫業、通信業 4,924 (33) 5,491 (29)
金融・保険・不動産・法人向けサービス業
(輸出入業を含む)
5,276 (52) 5,911 (55)
地域・社会・個人サービス 12,136 (31) 12,921 (36)
その他 13   10  
合計 44,267 (187) 46,937 (187)
注1 業務上の死傷(工業災害による死傷を含む。)は、 職場での事故による死傷災害で死亡または休業4日以上で労働者災害補償規則に基づき報告されたものをいう。 また、工業災害による死傷は工業的事業場(製造業、建設業、ケータリング、鉱業・採石業、電気・ガス、輸送関連業など) での事業活動に伴う発生する負傷または死亡で工場および工業的事業規則で定義されているものをいう。
2 数値は、2007年3月29日付けで記録したもの。

 

職業性疾病の推移(2000−2006)

2006年の確認された職業性疾病数は、264件で、前年に比べて若干増加した。
確認された職業性疾病数(2000〜2006)

 

種類別職業性疾病確認数(2006)

じん肺、腱鞘炎及び難聴が最も多く発生している職業性疾病である。

職業性疾病 確認数
じん肺 109
難聴 63
腱鞘炎(手または前腕) 51
結核 18
皮膚炎 8
石綿関連疾病 7
ガス中毒 5
高気圧障害 1
カドミューム中毒 1
手根管症候群 1
合計 264

全ての働く人々に安全・健康を 〜Safe Work , Safe Life〜

中央労働災害防止協会
〒108-0014 東京都港区芝5-35-2 安全衛生総合会館

  • 厚生労働省
  • 安全衛生マネジメントシステム審査センター
  • 安全衛生情報センター