お問合せ
中央労働災害防止協会(中災防)
技術支援部
国際課
TEL 03-3452-6297
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E-mail: kokusai@jisha.or.jp
お知らせ
国からの委託事業であった
「国際安全衛生センター(JICOSH)」
が2008年3月末をもって廃止されました。
永らくのご利用ありがとうございました。
同センターのサイトに掲載されていた個別の情報については、中災防WEBサイトの
国別、
分野別情報にリンクして取り込んでおります。
2008年4月22日
2008年1月21日発行のOccupational Medicine‚に掲載された研究報告によると欧州においては、 22パーセントの看護師が、少なくとも月に一度患者や、 その親族からの暴力や虐待による被害を受けているとされている。 国別に見るとフランスでは、39%の看護師が暴力の被害を受けており、 英国(29%)、ドイツ(28%)、ベルギー(23%)がそれに次いでいる。
フランス、オランダ、ドイツ、イタリア各国の研究者たちは、 暴力行為の影響による退職者の発生とその補充、 疾病および燃えつき症候による離職の増加などが広範囲に及んでいることを指摘している。
この研究により、熟練した看護師に比べ、若い看護師や看護助手に対する攻撃の危険性が高いことが判明し、 更に、男性看護師が、女性看護師よりも標的になりやすく、精神科、老年病棟、 救急病棟における看護師への暴力の多いことが確認された。
欧州のさまざまな機関の研究者らは、職場での暴力が疾病や燃え尽き症候の発症率を引き上げて、 退職者を増加させた後の代替者の補充が容易なことではないと述べている。 この研究報告は欧州10カ国において、39‚894人の看護師を対象に実施された調査に基くものである。
著者は、この結果に基づいて以下のように述べている。
原報告(Occupational Medicine 2008;58:107114)の所在
保健機関における暴力の問題については、WHO、各国政府とも多くの情報をHPに提供している。主要なものを以下に示す。