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国からの委託事業であった 「国際安全衛生センター(JICOSH)」 が2008年3月末をもって廃止されました。 永らくのご利用ありがとうございました。 同センターのサイトに掲載されていた個別の情報については、中災防WEBサイトの国別、分野別情報にリンクして取り込んでおります。
2008年6月5日
欧州生活・労働条件改善財団(Eurofound)は「高齢労働者の作業条件」 (Working conditions of an ageing workforce) と題する84ページの報告書を5月1日に刊行した。
この報告は、2005年に行われた第4次のヨーロッパ作業条件調査 (fourth European Working Conditions Survey) で得られたデータを用いて得られたものである。
EUにおいては、高齢労働者が早期に退職することを避け、 できるだけ長い期間仕事に従事するよう作業条件を改善することが必要との共通認識が形成されている。
これを実現するために必要な条件としては、自分の好きなように、適切な教育訓練を受けながら、 高い成果が達成されている職場 (high–performance work organisations−HPWOs)−水平的な経営構造、職務のローテーション、 チームワーク、意思決定に対する積極的な参加が実現している職場−で雇用されていることが挙げられている。 これに対し、早期の退職を促す要因としては、低賃金、職場組織の硬直性、技能の不適合、健康状態の悪化が挙げられる。
欧州においては、この報告書を含めて高齢者の労働に関する報告書/資料などが多く刊行されており、 欧州生活・労働条件改善財団(Eurofound)は、この問題に関連する情報をまとめたパックをHPに掲載している。
Working longer‚ living better−Europe’s coming of age Resource pack
要点を簡潔にまとめたFactsheetも下記のもの他が作成されている。
欧州の広い範囲において、高齢労働者は弱い立場にあり軽視、虐待されているといわれており、 欧州委員会は、関連する統計資料に基づいて記者発表を行っている。
Neglect and abuse of older people is widespread‚ say Europeans