お問合せ
中央労働災害防止協会(中災防)
技術支援部
国際課
TEL 03-3452-6297
FAX 03-5445-1774
E-mail: kokusai@jisha.or.jp
お知らせ
国からの委託事業であった
「国際安全衛生センター(JICOSH)」
が2008年3月末をもって廃止されました。
永らくのご利用ありがとうございました。
同センターのサイトに掲載されていた個別の情報については、中災防WEBサイトの
国別、
分野別情報にリンクして取り込んでおります。
2008年9月1日
OSHA Regional News Release
2008年7月25日
アメリカ労働安全衛生局(OSHA)は、インペリアルシュガー会社のポートウェントワース(ジョージア州) の工場とグレイマーシイ(ルイジアナ州) の工場が法違反したとして同社とその関連会社2社に対して総額8,777,500ドル (約9億5千万円)の罰金に係る出廷通告を発した。 労働安全衛生局は、2008年2月7日に発生した13名の労働者の生命を奪い、 40名の労働者が負傷し入院したポートウェントワース精糖工場の爆発火災事故の後に両工場に立入検査を開始した。 3名の労働者は、今なお、入院中である。 この罰金は、労働安全衛生局にとって史上3番目に大きい額である。
労働安全衛生局の立入検査によって、 両工場内に膨大な量の燃焼性の砂糖粉末が電動機およびその他の装置の上に堆積していることが発見された。 また、会社の幹部がこのような状態に気づいていながら、 何ら合理的事由もないのにこれらの明白な危険源を低減するための行動をほとんど取らなかったことが調査の結果判明した。
労働安全衛生担当次官補のエドウィン・ジー・フォルク・ジュニアは、 「私は、この会社が極めて危険な作業環境であることを知りながら労働者を作業に従事させており、 労働者の安全に対して完璧な無視を示していることに憤慨している。」と、 また「さらに悪いことは、この壊滅的な大惨事の一ヶ月後でも、 この会社は同社の他の工場の燃焼性粉じんの除去をほとんど実施していないことである。 もし労働安全衛生局の調査官が検査せず、この工場の切迫した危険についての通知を行わなかったら、 同様の惨事が発生していたかもしれない」と語った。
労働安全衛生局、ポートウェントワースの精糖工場の安全違反について5,062,000ドルの罰金を、
グレイマーシー精糖工場で確認された安全違反に対し3,715,500ドルの罰金を科すよう要請している。
召喚状には、燃焼性粉じんが存在する場所において清掃をしなかったこと、適当な装置を使用しなかったこと、
防護措置を取らなかったことなどの108件の故意の違反事実が記載されている。
また、労働安全衛生局は、10件のその他の意図的違反、100件の重大な違反、さらに軽微な8件の違反について召喚状を発した。
会社は、独立労働安全衛生委員会までの15営業日以内にこれら召喚状及び罰金に対する異議申し立てを行うことができる。 労働安全衛生局の地域事務所がそれぞれ2つの工場を監督した。
1970年の労働安全衛生法の下では、事業者は労働者に対して安全で健康的な作業場所を提供する責任がある。
労働安全衛生局の役割は、米国の労働者の安全と健康を確保するために、安全衛生基準を制定し、
これらを規制し、訓練、支援および教育を提供するとともに職場の安全衛生の継続的な改善を促進することである。
問合せは、www.osha.gov
まで。