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国からの委託事業であった 「国際安全衛生センター(JICOSH)」 別ウィンドウが開きます が2008年3月末をもって廃止されました。 永らくのご利用ありがとうございました。 同センターのサイトに掲載されていた個別の情報については、中災防WEBサイトの国別分野別情報にリンクして取り込んでおります。

 

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各国情報・国際関係

アメリカNIOSH「職場の健康増進計画と方針に必要な20項目の要素」を公表

2009年2月27日

NIOSH eNews 2008年11月 別ウィンドウが開きます

アメリカ国立労働安全研究所(NIOSH)は、2004年以来、職業性疾病、 傷害の防止および慢性疾病予防のための健康的な生活とライフスタイルを推進する「健康な職場生活活動」 (WorkLife initiative)を展開しているが (「海外トピックス2008年04月01日 アメリカNIOSHがWorkLife Initiativeに関する意見を募集で紹介」)、 このほど、この運動の一環として、 この分野の専門家からの意見に基づいてまとめた以下の20の項目からなる 「職場の健康増進計画と方針に必要な要素」が公表された。

「職場の健康増進計画と方針に必要な要素」 別ウィンドウが開きます

Essential Elements of Effective Workplace Programs and Policies for Improving Worker Health and Wellbeing

下記の4つの分野に分かれ、20の項目から成っている。(各項についての説明の部分は略)

「組織のカルチャーとリーダーシップ」:


 Organizational Culture and Leadership

1. 人間重視のカルチャーの形成。
2. リーダーシップの発揮。
 3. 中間管理層の参加。

「計画の策定」:


 Program Design

4. 明確な基本原則。
5. 適合したシステム。
6. 職場のハザードの排除。
7. 着実で一貫性を有する。
8. 従業員参加。
9. 作業場所ごとの適合。
10. 動機付けと報奨。
11. 適切な手法の導入。
12. 状況に応じた調整。
13. 継続性の確保。
14. 秘密の保持。

「実施と資源」:


 Program Implementation and Resources

15. 小さい規模でも開始する。
16. 要員、設備などの確保。
17. 関係者への計画的な周知。
18. 責任の明示。

「実施状況の評価」:


 Program Evaluation

19. 成果の把握と分析。
20. 経験を生かす。

 

Fact sheet「健康な職場生活活動」

PDF 別ウィンドウが開きます The WorkLife Initiative -Protecting and Promoting Worker Health and Well-Being

  • アメリカにおいて毎年生じている諸般の負担
    業務上の疾病および傷害によるもの
    傷害による死亡       5,840件
    業務上の疾病および傷害  400万件
    事業者が負担する補償費  876 億ドル
  • 慢性疾患によるもの
    がん:553千件の死亡、130万件の新患発生、費用負担2,170億ドル (医療費890億ドル、就労日数と生産性の損失1,300億ドル)
    糖尿病:合併症による2,360万件の新患発生、20万件の死亡、費用負担1,740億ドル (医療費1,160億ドル、就労日数と生産性の損失580億ドル)
    心血管疾病:800万件の新患発生、心臓病と発作による87万件の死亡、直接および間接の費用負担4,460億ドル
  • たばこ:43万8千件の死亡、医療費960億ドル、間接の費用負担970億ドル

関連情報

職場の健康に関する取り組みについては、多くの国際機関、各国政府などにおいてさまざまな活動が行われている。 例としてアメリカCDCおよび欧州EU-OSHAの設置しているサイトを示す。

全ての働く人々に安全・健康を 〜Safe Work , Safe Life〜

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