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中央労働災害防止協会(中災防)
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国からの委託事業であった 「国際安全衛生センター(JICOSH)」 が2008年3月末をもって廃止されました。 永らくのご利用ありがとうございました。 同センターのサイトに掲載されていた個別の情報については、中災防WEBサイトの国別、分野別情報にリンクして取り込んでおります。
2009年5月18日
欧州安全衛生機構(EU OSHA)のリスク監視活動部(risk observatory unit)が、 皮膚障害(EN6‚244ページ)および振動障害(EN7‚124ページ)に関する情報をまとめた報告書を相次いで刊行した。 振動障害に関する報告書の概要を紹介する。
EU OSHA:EUROPEAN RISK OBSERVATORY REPORT EN 7
Workplace exposure to vibration in Europe:an expert review
振動障害については、これに関するEUにおける指令(2002/44/EC)が2005年7月に発効しているが、 振動に対するばく露を、欧州の労働者の3人に1人、建設業などの職種では63%が受けており、対策の徹底は容易でない。 この報告書は、ドイツ、スペイン、フランス、ポーランド、フィンランドの諸国を主たる対象として調査し、 全身及び手持ち工具による振動の発生源、ばく露を受ける職種、障害防止対策、指令への対応状況などをとりまとめ、 他の諸国の参考となるようにしている。以下に主たる目次とその内容の一部を示す。
付属資料
付属資料 I - ばく露防止対策の実施に関する手引き(代表的な例の紹介)
付属資料II - ばく露防止対策の優良事例 6件
報告書の参考資料の項に多数の関連資料が掲載されている。
アメリカNIOSHは、NIOSH Safety and Health Topic: Ergonomics and Musculoskeletal Disordersの中に、Vibrationの項を設けているが、 OSHA、HSEとも特に振動をトピックスとして取り上げていない。