お問合せ
中央労働災害防止協会(中災防)
技術支援部
国際課
TEL 03-3452-6297
FAX 03-5445-1774
E-mail: kokusai@jisha.or.jp
お知らせ
国からの委託事業であった
「国際安全衛生センター(JICOSH)」
が2008年3月末をもって廃止されました。
永らくのご利用ありがとうございました。
同センターのサイトに掲載されていた個別の情報については、中災防WEBサイトの
国別、
分野別情報にリンクして取り込んでおります。
2010年2月16日
「すべり・つまずき」が原因で、2008年にイギリスにおいては、11,000人の労働者が重大な傷害を負っているため、 イギリス安全衛生庁(HSE)は、これを防止するためのキャンペーンを繰り返し展開してきた。 例えば、HSE what's new 2009年10月23日においては、国民医療保健サービス(National Health Service) において行われてきた防止活動に関する報告書が紹介されている。
このような背景により、イギリス安全衛生庁ウェブサイトの「すべり・つまずき」(Preventing slips and trips in the workplace
)のページにおいては、下記の各項目に沿い、事例を含む多くの資料が掲載されているが、その中で最も基礎的な資料のひとつであるすべり・つまずき危険場所チェックリストを紹介する。
すべり・つまずきの原因 What causes slips and trips
すべり・つまずきの防止対策 Preventing slips and trips
電子学習ツール Slips and Trips eLearning package
なお、この資料と併用することが推奨されているリスク地図作成ツールについては、JISHA海外トピックス:2009年1月30日
「イギリスHSE 破局的災害防止キャンペーン資料:高所作業設備の安全使用/滑り、つまずき危険地図作成による安全管理」
においてすでに紹介している。
Slips and trips Hazard spotting checklist
(PDF 102KB)
このチェックリストは、事業所におけるすべり・つまずき危険場所を見つけ出し(特定し)、とるべき対策を決定するためのものです。
このチェックリストは、事業所において考えられる危険の例を示し、この解決策を提案しています。 このリストでは、できる限り多くのすべり・つまずき危険を取上げるよう試みています。 このリストにないものであなたの事業所が検討すべきものがある場合は、このリストに解決策等を追加してください。
チェックリストから最大の効果を得るためには、事業所全般をよく見て周り、組合または労働者の安全衛生代表、労働者、 その他の人々の話を聞き、事業所内の危険やリスクについてのこれらの人々の意見を聴くことが必要です。 そして実行可能な改善策を決定することが大切です。
このチェックリストは、リスク地図作成ツール(
Slips and trips mapping tool
(PDF 199KB))と併用することをお勧めします。
リスク地図を作成することは、事業所内の高リスク箇所と危険を特定するのに役立ち、これらのリスクに直面する者に対して有益です。
このチェックリストをより広範囲のリスクアセスメントに活用することも可能です。この場合、HSEは、5段階のリスクアセスメント(Five-step approach to risk assessment)の利用を推奨しています。
添付資料 すべり・つまずき危険場所チェックリスト
(PDF 37KB)