お問合せ
中央労働災害防止協会(中災防)
技術支援部
国際課
TEL 03-3452-6297
FAX 03-5445-1774
E-mail: kokusai@jisha.or.jp
お知らせ
国からの委託事業であった
「国際安全衛生センター(JICOSH)」
が2008年3月末をもって廃止されました。
永らくのご利用ありがとうございました。
同センターのサイトに掲載されていた個別の情報については、中災防WEBサイトの
国別、
分野別情報にリンクして取り込んでおります。
2010年5月6日
イギリス安全衛生庁(HSE)は、滑り・つまずき及び墜落・転落による重大災害の発生防止に、従来から重点を置いてきたところだが、その第3次キャンペーンを2010年2月から開始するに当たり、
を行った。
イギリス安全衛生庁(HSE)は、滑り、つまずき及び墜落・転落(以下「墜落等」という。)による重大災害防止のための第3次キャンペーンの開始に当たり、これらの災害によって年間に40名の死亡災害に加えて、15,000名の労働者が重篤な負傷災害を受けており、さらに30,000名の労働者が休業4日以上の負傷をしている。これらによる社会的な損失は、1,440億円(8億ポンド)と見積もられることを強調している。
HSEのデータでは、滑り、つまずきによる災害は、作業場における重篤災害(Major injuries)(注)の最も多い要因であることを示しており、死亡災害の多くは、高所からの墜落・転落に起因している。
(注) 重篤災害とは、骨折(指、親指、つま先を除く)、切断、脱臼、視覚喪失(一時的、永久)、化学物質または高温金属による目の火傷、その他の目の負傷、感電による負傷、火傷により意識不明となり蘇生措置または24時間以上の入院加療を必要とするものなどをいう。
このウェブサイトは、下記の各業種ごとにプルダウンメニューから入るようになっており、墜落等の災害のリスクを、容易に低コストで減少させるための具体的な事例を見ることができる他、それぞれの業種向けのポスターをダウンロードすることもできる。
本ウェブサイトには、以下の3件の電子ツールが掲載されている。e-Learning and Toolkit
ここでは、高所作業用機器選定電子ツールの概要を紹介する。
高所作業における条件を入力することにより、その作業に適した機器の種類と特性が表示され、これらに関する知識の乏しい事業者であっても、適切な機器を選定することができる仕組みとなっている。
例えば、高所作業の種類を次の項目から選択すると、次表の機器のうちから適当なものが表示される。
(各機器ごとに概要、特徴、費用、業界団体、HSEの手引きなどの記載がある)
アメリカ労働安全衛生局OSHAのeTool
OSHAの法規遵守援助(Compliance Assistance)のページの中のOSHA eTool、電子教材(eTools and Electronic Products
)のページに1998年以来作成されてきた諸般の分野に関する数十件のeToolsが掲載されている。 (Ergonomics eTools, Expert Advisorsと題するものもある。)