お問合せ
中央労働災害防止協会(中災防)
技術支援部
国際課
TEL 03-3452-6297
FAX 03-5445-1774
E-mail: kokusai@jisha.or.jp
お知らせ
国からの委託事業であった
「国際安全衛生センター(JICOSH)」
が2008年3月末をもって廃止されました。
永らくのご利用ありがとうございました。
同センターのサイトに掲載されていた個別の情報については、中災防WEBサイトの
国別、
分野別情報にリンクして取り込んでおります。
2011年9月29日
アメリカ労働安全衛生局(US-OSHA
)は、安全衛生対策、法令等を分り易く解説した概説書(Fact sheet)を公表しているが、わが国においても多く使用されている高所作業車について簡潔にまとめられているものが公表されているので、以下のとおり紹介する。
原資料の所在:
Aerial Lifts Fact Sheets as pdf
高所作業車は、車両に搭載され、人を昇降させるために使用される次に掲げる装置をいう。
高所作業車は、その機動性と柔軟性により多くの作業現場で梯子や足場に代って使用されてきている。これらは、金属、ガラス繊維強化プラスティック、その他の材料でつくられており、動力により作動するものと手動によるものがある。また、作業床が垂直軸に対して回転するものとしないものがある。
多くの作業者が、毎年、これらの高所作業車の使用により負傷または死亡していることから、労働安全衛生局では、事業者及び作業者が高所作業車の使用による危険について認識し、これらの危険源を除去することができるような以下の情報を提供している。
多くの危険源のうち、次のものは負傷または死亡に結びつくことが多い。
教育を受け、許可された者のみが高所作業車を操作することができる。教育内容は次のとおり。
次の状態が発生した場合には、作業者の再教育を行う。
事業者は、また、操作者が高所作業車を不適切に操作していることを見た場合に再教育する。
その日の各作業開始前に装置及び各部品が安全な状態にあることを確認するため、チェックリストを使用して点検を行う。
高所作業車の部品に欠陥がある場合には、これらが修理されるまで操作しない。欠陥ある高所作業車を故障中の表示(Tag-out)をし、使用対象機械から除外すること。
事業者は、作業前及び作業中に作業範囲内の危険源の有無について検査し、危険の除去措置をとる。
絶縁型高所作業は、電撃及び感電から作業者を防護する。しかしながら、作業者が他の部分に接触すると通電回路が形成され、感電することに注意する。