お問合せ

中央労働災害防止協会(中災防)
技術支援部
国際課
TEL 03-3452-6297
FAX 03-5445-1774
E-mail: kokusai@jisha.or.jp

 

お知らせ

国からの委託事業であった 「国際安全衛生センター(JICOSH)」 別ウィンドウが開きます が2008年3月末をもって廃止されました。 永らくのご利用ありがとうございました。 同センターのサイトに掲載されていた個別の情報については、中災防WEBサイトの国別分野別情報にリンクして取り込んでおります。

 

Get ADOBE READER
PDF形式のファイルをご覧になるには、Adobe Systems Incorporated(アドビシステムズ社)のAdobe® Reader™が必要です。

 

各国情報・国際関係

職場のためのオンラインリスクアセスメントは急速に力をつけている

2013年1月31日

EU-OSHA News 2012年10月18日 別ウィンドウが開きます

欧州安全衛生機構(EU-OSHA 別ウィンドウが開きます )によって開発された無料のオンラインソフトは、欧州全域で簡単で、費用対効果に優れた方法で職場にリスクアセスメントを行う手段を中小零細企業に与えている。それは、EU議長国キブロスで開催されたイベントで紹介されたOiRAで、リスクアセスメントを行うために、リスクアセスメントに関するルールを遵守し、負傷と病気を予防するための職場リスクを評価し、管理する欧州の中小零細企業を支援するためのツールである。

原資料の題名と所在
EU-OSHA 別ウィンドウが開きます EU-ECHA 別ウィンドウが開きます

ニュースの概要

欧州安全衛生機構(EU-OSHA)によって開発された無料のオンラインソフトは、欧州全域で簡単で、費用対効果に優れた方法で職場にリスクアセスメントを行う手段を中小零細企業(micro and small businesses)に与えている。

“リスクアセスメントは安全衛生管理の基礎であり、そして、機構のオンライン対話型リスクアセスメントソフトウェア(OiRA)で、適切にそれを行う手段を欧州の企業に与えている。OiRAが進展するにつれ、私たちの職場の安全を保つために、欧州でよりよく働くための方法を示している。”

それは、欧州理事会(the Council of the EU)のキプロス議長国(the Cyprus Presidency)の下で催されたイベントでの講演、EU-OSHAの健康職場キャンペーン(EU-OSHA’s Healthy Workplaces Campaign)の枠組み“リスク予防のために共に働く”でのEU-OSHAのデレクター Christa Sedlatschekのメッセージであった。会議は、キプロスのニコニア市で開催され、“欧州での労働安全衛生の未来のために共に働く”とのタイトルで、安全衛生の水準の向上に、政策立案者、事業主及び従業員が直面している課題を考察した。

Christa Sedlatschekによると、これは的確に、OiRAが欧州企業へより密接にOHSをもたらすことを支援することが出来る。OiRAは、機構がオンラインで自由に利用できるように作成し、リスクアセスメントを行うために、リスクアセスメントに関するルールを遵守し、負傷と病気を予防するための職場リスクを評価し、管理する欧州の中小零細企業(能力とノウハウが欠如しているかもしれない)を支援するためのツールである。OiRAは、リスクアセスメントのプロセスのために単純で、ステップ・バイ・ステップのガイドを企業に提供し、そのプロセスと可能なリスク管理を解明することを支援する。

開発された新しいOiRAツールの1つは、キプロス自体にあり:高率の職業性皮膚疾患や筋骨格系障害が認められる理髪業界(hairdressing industry)に関連する分野に特有のツール。他のツールは、キプロス(事務所での作業)、フランス(道路輸送分野)、EUレベル(皮革となめし業界)でリリースされている。

開発中であり、まもなく出来る新しいオイラインツールは、汎用的なもので、ベルギーでの美容師(hairdresser)のために設計されたもの、スロベニアにオフィスで作業するためのもの、ギリシャでの食肉解体作業者(butcher)のためのもの、およびリトアニアでの自動車修理工場の所有者(garage holder)のためのものを含んでいる。

他の多くの欧州諸国は、OiRAを開発するために理解の覚書に署名したか、現在新しいOiRAツールを開発しているか、パイロット・プロジェクトに参加している:これらは、ベルギー、ブルガリア、チェコ共和国、キプロス、ギリシャ、ベルギー、ラトビア・リトアニアとスロベニアが含まれている。

更なる作業は、フランスのINRS((仏)国立安全研究所)リスク予防アソシエーション(the INRS risk prevention association)及びEUプライベートセキュリティ部門(the EU private security sector)で働くソーシャルパートナー(social partner)によって行われている。

リンク

  • OiRAプロジェクトウェブサイト
  • 既に利用可能なツール
  • OiRAによく寄せられる質問
  • キプロス・ケーススタディ
  • リスク予防のために共に働く

(注)

欧州労働安全衛生機構(EU-OSHA)は、欧州で働くためにより安全で、より健康的で、より生産的な場所にすることに貢献している。機構は、信頼できて、バランスの取れた、公平な安全衛生情報を研究して、開発して、配信し、そして、パン−欧州(pan-European)のキャンペーンの普及啓発を組織化している。

1996年に欧州連合(EU)によって設立され、(ビルバオ(Bilbao))に拠点を置き、機構は、欧州委員会、加盟国政府、事業者及び労働者組織、更に、それぞれのEU-27加盟国を超えて第1人者からの代表者をまとめている。

今、ツイッター若しくは、機構のブログをみるか、または、毎月のニュースレターOSHメールに加入できる。また、RSS配信を通してEU-OSHA 別ウィンドウが開きます から定期的なニュースと情報を登録できる。

全ての働く人々に安全・健康を 〜Safe Work , Safe Life〜

中央労働災害防止協会
〒108-0014 東京都港区芝5-35-2 安全衛生総合会館

  • 厚生労働省
  • 安全衛生マネジメントシステム審査センター
  • 安全衛生情報センター