お問合せ
中央労働災害防止協会(中災防)
技術支援部
国際課
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E-mail: kokusai@jisha.or.jp
お知らせ
国からの委託事業であった
「国際安全衛生センター(JICOSH)」
が2008年3月末をもって廃止されました。
永らくのご利用ありがとうございました。
同センターのサイトに掲載されていた個別の情報については、中災防WEBサイトの
国別、
分野別情報にリンクして取り込んでおります。
2013年3月29日
US-OSHA News 2013年1月28日公表
OSHA
は、ニューイングランド(米国北東部の地方)の倉庫内で労働者が一酸化炭素中毒に患い、意識不明になったことから事業主に一酸化炭素中毒の予防措置の注意勧告を行った。即ち、事業主は、有効な換気システムを導入すべきであり、密閉または部分的に密閉された空間での燃料燃焼機器の使用を避け、危険が懸念される領域では一酸化炭素検知器を使用し、そして、
OSHAの一酸化炭素ファクトシート
で概説される他の予防措置をとらなければならないと勧告している。
寒さの到来により、OSHA(the Occupational Safety and Health Administration:米国労働省労働安全衛生局)は、深刻な、時には致命的な、一酸化炭素ばく露影響から労働者を保護するために必要な予防措置を取ることを事業主に注意を促している。最近、ニューイングランドの倉庫内で労働者が一酸化炭素中毒に患い、意識不明になった。サイトの数人の他の労働者もまた、中毒症状を呈した。窓とドアのすべてが熱を節約するために閉じられ、施設内に排気換気がなく、非常に高いレベルの一酸化炭素がサイトで測定された。
毎年、冬になると、適切な換気がないビルまたは半密閉空間で燃料燃焼機器及びツールを使用中に一酸化炭素中毒で死亡する災害が発生している。これは、従業員が低温や風を遮るために、しっかりと密閉された室内空間でこの種の機器を使用するとき、特に、冬の期間に発生する。一酸化炭素の症状は、頭痛、めまい、吐き気に眠気、嘔吐、胸部のいたるところの逼迫等である。重度の一酸化炭素中毒は、神経障害、昏睡及び死亡を引き起こす。
一酸化炭素の発生源は、ガス発生装置、電動工具、コンプレッサー、ポンプ、溶接装置、暖房機器、焼成炉等である。職場での一酸化炭素中毒の危険性を減らすために、事業主は、有効な換気システムを導入すべきであり、密閉または部分的に密閉された空間での燃料燃焼機器の使用を避け、危険が懸念される領域では一酸化炭素検知器を使用し、そして、OSHAの一酸化炭素ファクトシートで概説される他の予防措置をとらなければならない。
一酸化炭素中毒と職場でのばく露予防に関する追加情報については、OSHAの一酸化炭素クイックカードを参照のこと。1970年の労働安全衛生法の下では、事業主は、安全で、健康的な職場を提供する責任がある。OSHAの役割は、基準を設定し、適用し、そして、研修、教育、支援を提供することによってアメリカで働く男性、女性のためにこれらの遵守事項を確保することである。更なる情報は、www.osha.govを参照。
一酸化炭素中毒のファクトシートの目次