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国からの委託事業であった 「国際安全衛生センター(JICOSH)」 が2008年3月末をもって廃止されました。 永らくのご利用ありがとうございました。 同センターのサイトに掲載されていた個別の情報については、中災防WEBサイトの国別、分野別情報にリンクして取り込んでおります。
2013年3月29日
US-OSHA News 2013年2月21日公表
米国労働安全衛生局(OSHA )は、事業主が物質にばく露の可能性のある労働者に提供しなければならないナノ材料の潜在的な危険、それらのばく露経路、情報の種類及び訓練を記載した ナノ材料ファクトシートを公開した。また、OSHAは、吸入性カーボンナノチューブとカーボンナノファイバーへの労働者ばく露が8時間加重平均として7.0㎍/㎥を超えないことを勧告、二酸化チタンのナノ粒子への労働者ばく露は、NIOSHの0.3㎎/㎥ RELを超えないこととしている。
米国労働安全衛生局(The US Occupational Safety and Health Administration (OSHA))は、事業主が物質にばく露の可能性のある労働者に提供しなければならないナノ材料の潜在的な危険、それらのばく露経路、情報の種類及び訓練を記載したナノ材料ファクトシートを公開した。
わずかな職業ばく露限界がナノ材料のために現存し、ファクトシートによれば、特定のナノ粒子は、同一物質のより大きな粒子より、更に危険の可能性がある。したがって、物質のための既存の職業ばく露限界値は、その物質のナノ粒子での適切な防護を提供しない可能性がある。
OSHAは、国立労働安全衛生研究所(the National Institute for Occupational Safety and Health (NIOSH))の勧告ばく露限界(recommended exposure limit (REL))の提案に基づき、吸入性カーボンナノチューブとカーボンナノファイバーへの労働者ばく露が8時間加重平均として7.0㎍/㎥を超えないことを勧告する。また、OSHAは、二酸化チタンのナノ粒子への労働者ばく露がNIOSHの0.3㎎/㎥ RELを超えないことを提唱した。
OSHAは、労働者に対して提供される情報と訓練が彼らの使用するナノ材料とプロセスの識別(identification)、工学技術及び運営管理コントロール(administrative control)並びに個人用保護具(PPE)の識別、PPEの使用と限界、またナノ粒子の流出またはリリース事故での取るべき応急対策を含めるべきであることを勧告する。
EU-OSHAの文献は、ナノ材料に対する作業場所のばく露、作業場所でのナノ材料に関連するリスク認識とリスクコミュニケーションについてレビューしている。
ナノ材料のファクトシートの目次