お問合せ

中央労働災害防止協会(中災防)
技術支援部
国際課
TEL 03-3452-6297
FAX 03-5445-1774
E-mail: kokusai@jisha.or.jp

 

お知らせ

国からの委託事業であった 「国際安全衛生センター(JICOSH)」 別ウィンドウが開きます が2008年3月末をもって廃止されました。 永らくのご利用ありがとうございました。 同センターのサイトに掲載されていた個別の情報については、中災防WEBサイトの国別分野別情報にリンクして取り込んでおります。

 

Get ADOBE READER
PDF形式のファイルをご覧になるには、Adobe Systems Incorporated(アドビシステムズ社)のAdobe® Reader™が必要です。

 

各国情報・国際関係

JICAを通じた技術協力

JICA中国職業衛生能力強化プロジェクト本邦研修員(物理的因子対策)を受け入れました

中央労働災害防止協会(中災防)は、従来より、JICA(国際協力機構)と連携し、中国で実施中の職業衛生能力強化技術協力プロジェクトのために、我が国への研修生受入れや現地への専門家派遣等の業務を実施しています。

平成26年度においては、従来の有機溶剤による産業中毒対策やじん肺対策のほかに、中国で課題となってきている振動、騒音等の物理的因子分野における対応能力の向上を図るため、現地の職業衛生対策立案関係者、現場行政官や職業衛生分野の研究者を対象に、「物理的職業危害因子防治対策」コースを2回にわけて実施しました(6月3日から6月14日(15名)まで、9月3日から9月17日(13名)まで)。

研修生によれば、中国では2013年に物理的因子を含む職業病リストの見直しがなされるなど、職業衛生分野への関心が高まってきており、また、経済発展とも関連し、振動、騒音、電離放射線、高温等が、特に問題視されているとのことです。 具体的には、測定基準、機器の設計基準、暴露制限値、診断基準や健康面の監督基準が設けられていますが、物理的因子による職業性疾病の発生がみられるにもかかわらず、そのための科学的研究があまり行われていない、また、測定基準が簡易すぎて実用性がなくその根拠も一層の精査が必要である、さらに、診断基準にもばらつきがあり、見直しの必要性が感じられている模様です。

写真1

近畿大学次世代基盤技術研究所での研修風景:振動影響計測

写真2

独立行政法人労働安全衛生総合研究所での研修員の発表

本コースは、中災防での講義のみならず、近畿大学(工学部次世代基盤技術研究所)、アトム株式会社、東京労働局や独立行政法人労働安全衛生総合研究所等、関係機関の皆様方のご協力を得て、実施することができました。

 

(参考)
JICA中国職業衛生能力強化プロジェクト
本プロジェクトは、中国の職業病対策強化のため、職業病にかかる監督管理、技術サービス、情報収集・分析水準の向上、企業及び労働者の労働衛生意識と管理能力の改善を図ることを目的として、中国政府から要請された技術協力プロジェクトです。期間は、平成23年3月から平成28年3月までの5年間で、この間、現地関係者の本邦研修を実施したり、日本の専門家を派遣する等の支援を行っています。

 

全ての働く人々に安全・健康を 〜Safe Work , Safe Life〜

中央労働災害防止協会
〒108-0014 東京都港区芝5-35-2 安全衛生総合会館

  • 厚生労働省
  • 安全衛生マネジメントシステム審査センター
  • 安全衛生情報センター