お問合せ
中央労働災害防止協会(中災防)
技術支援部
国際課
TEL 03-3452-6297
FAX 03-5445-1774
E-mail: kokusai@jisha.or.jp
お知らせ
国からの委託事業であった
「国際安全衛生センター(JICOSH)」
が2008年3月末をもって廃止されました。
永らくのご利用ありがとうございました。
同センターのサイトに掲載されていた個別の情報については、中災防WEBサイトの
国別、
分野別情報にリンクして取り込んでおります。
2010年7月13日
韓国産業安全保健公団(
KOSHA
) の同公団英文の年次報告書(Annual Report)においては、韓国の安全衛生統計の概要を見ることができる。2009年の年次報告書はウェブサイトにまだ掲載されていないが、64-65 ページの労働災害及び職業性疾病の状況を紹介する。
労働者災害補償保険法の適用を受ける1,548,106事業場に雇用される13,960,797人の労働者のうち、4日以上の医療を必要とする死傷病数は2009年には97,836人であった。被災率は、0.70%であった。
2009年には、労働者数は3.49%増加し、死傷病数は2.12%増加したが、被災率は0.01%減少した。
1998年及び1999年のIMFの管理下での国家経済の劇的シフトにより、1990年初期の連続的な減少傾向に対して、不規則的な変化を示した。また、2001年以降、労災保険の適用が労働者1名以上を雇用する事業場にも拡大されたことにより、死傷病数はかなりの程度増加した。
表1 年別死傷病数及び被災率の推移
2009年における業務上の死亡者(負傷および業務上の疾病による死亡)は、2,181人であった。これらのうち、1,401人は負傷による死亡者、780人は疾病による死亡者であった。
死亡1万人率は1.56で、前年に比べて0.24ポイント減少した。これらのうち、主なものは墜落転落が450人、じん肺が397人及び脳血管疾患が320人であった。
死亡件数は、疾病による死亡の増加により1998年以降継続的に増加している。対照的に、死亡1万人率は、1994年以降減少してきている。
表2 死亡者数及び1万人率の推移
2009年の業務上疾病の罹患者は、8,722人で、前年の9,734人に較べて10.4%減少した。
表3 職業性疾病及び罹患率の推移
(労働災害指標)