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国からの委託事業であった 「国際安全衛生センター(JICOSH)」 別ウィンドウが開きます が2008年3月末をもって廃止されました。 永らくのご利用ありがとうございました。 同センターのサイトに掲載されていた個別の情報については、中災防WEBサイトの国別分野別情報にリンクして取り込んでおります。

 

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各国情報・国際関係

海外の労働安全衛生統計−韓国(2009)

2010年7月13日

韓国産業安全保健公団( KOSHA 別ウィンドウが開きます ) の同公団英文の年次報告書(Annual Report)においては、韓国の安全衛生統計の概要を見ることができる。2009年の年次報告書はウェブサイトにまだ掲載されていないが、64-65 ページの労働災害及び職業性疾病の状況を紹介する。

概況

労働者災害補償保険法の適用を受ける1,548,106事業場に雇用される13,960,797人の労働者のうち、4日以上の医療を必要とする死傷病数は2009年には97,836人であった。被災率は、0.70%であった。
2009年には、労働者数は3.49%増加し、死傷病数は2.12%増加したが、被災率は0.01%減少した。
1998年及び1999年のIMFの管理下での国家経済の劇的シフトにより、1990年初期の連続的な減少傾向に対して、不規則的な変化を示した。また、2001年以降、労災保険の適用が労働者1名以上を雇用する事業場にも拡大されたことにより、死傷病数はかなりの程度増加した。

表1 年別死傷病数及び被災率の推移

表1 年別死傷病数及び被災率の推移(棒グラフは、死傷病数 折れ線グラフは、被災率)

 

死亡災害発生状況

2009年における業務上の死亡者(負傷および業務上の疾病による死亡)は、2,181人であった。これらのうち、1,401人は負傷による死亡者、780人は疾病による死亡者であった。
死亡1万人率は1.56で、前年に比べて0.24ポイント減少した。これらのうち、主なものは墜落転落が450人、じん肺が397人及び脳血管疾患が320人であった。
死亡件数は、疾病による死亡の増加により1998年以降継続的に増加している。対照的に、死亡1万人率は、1994年以降減少してきている。

表2 死亡者数及び1万人率の推移

表2 死亡者数及び1万人率の推移(棒グラフは、死亡者数 折れ線グラフは、1万人率)

 

職業性疾病

2009年の業務上疾病の罹患者は、8,722人で、前年の9,734人に較べて10.4%減少した。

表3 職業性疾病及び罹患率の推移

表3 職業性疾病及び罹患率の推移(棒グラフは、疾病数 折れ線グラフは、罹患率)

(労働災害指標)

  • 被災率:(傷病者数/労災保険適用労働者数)×100
  • 死亡率:(死亡者数/労災保険適用労働者数)×10,000
  • 罹患率:(疾病罹患者数/労災保険適用労働者数)×1,000

 

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