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国からの委託事業であった 「国際安全衛生センター(JICOSH)」 別ウィンドウが開きます が2008年3月末をもって廃止されました。 永らくのご利用ありがとうございました。 同センターのサイトに掲載されていた個別の情報については、中災防WEBサイトの国別分野別情報にリンクして取り込んでおります。

 

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各国情報・国際関係

OSHAがVPP制度の改正を連邦公報に公示

2009年4月17日

OSHA Trade News Release 別ウィンドウが開きます 2009年1月9日

アメリカ労働安全衛生局(OSHA)の推進する、事業場における安全衛生マネジメントシステムの確立を促進する制度である自主的保護プログラム (Voluntary Protection Programs−VPP)の認定を得た事業場数が2千を大幅に超えたが、この制度が改正され、 従来は移動の無い事業場だけが認定の対象であったものが、 建設業などの移動する事業場及び複数の事業場を有する企業も対象となった。(2009年5月施行)

また、プログラムの内容も大幅に拡充され、VPPにおける安全衛生マネジメントシステムの要求内容が、

  1. 経営層のリーダーシップと従業員参加(意思表明、方針、計画の策定、システムの自己評価など)
  2. 作業場所の危険有害要因分析
  3. 危険有害要因の除去と抑制
  4. 各階層の安全衛生教育訓練

の4項目として示され、 ILOのガイドラインなどの安全衛生マネジメントシステムにリスクアセスメント/マネジメントが組み込まれたものとなっている。

連邦公報公示の大きな項目は、以下となっているが、 このうちの「自主的保護プログラムにおける安全衛生マネジメントシステム」に関する部分の訳をPDFファイルで掲載する。
Ⅰ.序論 背景/法律的枠組み
Ⅱ.改正に至る経緯
Ⅲ.自主的保護プログラムの内容 認定に必要な事項
Ⅳ.自主的保護プログラムにおける安全衛生マネジメントシステム
Ⅴ.自主的保護プログラムの適用
Ⅵ.自主的保護プログラム認定への手順
Ⅶ.自主的保護プログラムの認定
Ⅷ.自主的保護プログラム認定後のフォロー

添付資料

PDF OSHAによるVPP制度改正連邦公報公示
Ⅳ.自主的保護プログラムにおける安全衛生マネジメントシステム
(140KB)

原資料の題名と所在

Federal Registers 01/09/2009 74:927-952 別ウィンドウが開きます
Revisions to the Voluntary Protection Programs To Provide Safe and Healthful Working Conditions

関連情報

  • VPPの概要
    自主的保護プログラムVPP(Voluntary Protection Programs)とは、行政、事業者及び従業員の協力により、 事業場における安全衛生マネジメントシステムを発展させて、 労働者の安全と健康を向上させるため、所定の水準に達した事業場にOSHAが認定を与え、これを獲得した事業場は、 OSHAによる定期監督の対象から除外される制度である。
    OSHAがこの制度を開始したのは1982年だが、2008年末までに認定された事業場の数は2,161に達した。 認定された事業場における災害の発生率は、同業他社と比較すると極めて低く、安全衛生の向上に著しく貢献するとされている。
    なお、認定の段階には、3種類があり、模範的な状態に達した事業場に「星印」(star)、 模範的に近いが、なお改善の必要があるとき「優秀」(merit)の認定が与えられる。 また、特殊な対処を試験的に行っているときには、「実証段階」(demonstration) の認定が、それぞれ与えられる。( OSHAのVPPウェブサイト 別ウィンドウが開きます )
  • JISHA 海外トピックス2008年12月10日 OSHAの自主的保護プログラム認定事業場数が2千に到達
  • JISHA 海外トピックス2008年09月01日 アメリカOSHAの安全衛生マネジメントシステムに関するファクトシート
  • OSHAのホームページに掲載の安全衛生プログラムに関する情報
    安全衛生トピックス:安全衛生プログラム( Safety and Health Topics :Safety and Health Programs 別ウィンドウが開きます )に下記をはじめ、多くの情報が掲載されている。
    安全衛生プログラムに関するOSHA基準/安全衛生プログラムとはなにか?/作業ハザード分析/マネジメントシステム OSHA e Tool /安全衛生マネジメントプログラムガイドライン/安全衛生プログラムの実施、運営及び評価をどのように行うか?
  • OSHA中小企業のための安全衛生ハンドブック
    安全衛生は価値を生む /安全衛生マネジメントシステムの価値/職場の四重点計画:計画の出発点/ 安全衛生マネジメントシステムの開始:計画の作成/多岐にわたる自己点検チェックリスト /中小企業の安全衛生に対するOSHA の支援などから成る。
    原文 別ウィンドウが開きます
    訳:旧JICOSH 別ウィンドウが開きます
  • OSHA作業ハザード分析(2002年改訂版)
    OSHAはリスクアセスメントをJob Hazard Analysisと称しているが、その普及のための手引き書である。
    原文 別ウィンドウが開きます
    訳:旧JICOSH 別ウィンドウが開きます

全ての働く人々に安全・健康を 〜Safe Work , Safe Life〜

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