EU-OSHA 2013年

要約

ストレスと社会心理的なリスクに取り組むことは、健康的な作業環境を作り、労働者の福祉と仕事の実践を改善する。
これらの成果を促進するため、このキャンペーンの焦点は、

• 増大する作業関連のストレス及び社会心理的ストレスの問題の認識を高めること
• 職場における社会心理的リスク及びストレスを管理するための簡単で実用的な手段と指針を提供し、普及すること
• 社会心理的リスク及びストレスを管理すること（事業化のケースを含めて）に脚光を当てること

である。

このキャンペーンガイドは、この問題の背景及び何故取り組むことが重要であるかを説明している。
それは、警戒すべき事項の兆候、及び社会心理的なリスクを如何に予防し、管理するかについて、資源や支援に関する情報を提供しつつ、概説している。最後に、このキャンペーンに参加することが成功の鍵であるので、参加を促すための多くのインスピレーション及びアイデアがある。

原資料の題名と所在

Managing stress and psychosocial risks at work
EU-OSHA European Agency for Safety and Health at Work
http://hw2014.healthy-workplaces.eu/en/campaign-material/introducing-the-campaign-guide
Reproduction is authorised provided the source is acknowledged.

概要

この小冊子のIntroductionでは、概ね次のように記述している。
職場における健康と安全の効果的な管理は、労働者にとって良いことであり、ビジネスや社会全体にとって良いことである。事業の生産性が不可欠であり、期限に間に合わせるという圧力のもとで働き、ミスや事故が最も起こりやすい経済的に不安定な時代に、このことを覚えておくことは、特に重要である。圧力にさらされている現代の職場で、単に法的な要求事項を満たすという意味で行政的な重荷とされてしまう労働安全衛生を忘れることは、誘惑的なことかもしれないが、それは非生産的なことである。職場におけるリスクを認識して管理することは、従来にも増して重要である。
この小冊子は、欧州労働安全衛生機構（EU-OSHA）によって組織された「健康な職場は、ストレスを管理する」キャンペーン2014-2015の主な指針である。その狙いは、雇用者（事業者）、管理者、労働者及び労働者の代表が、職場におけるストレスと社会心理的なリスクを認識し、管理することを援助することである。

社会心理的なリスクに効果的に取り組むことは、労働者が価値を感じて、職場の雰囲気が前向きになり、結果としてビジネスが改善するという健康的な作業環境を創成する。
この小冊子の序文では、

• 作業関連ストレス及び社会心理的リスクとは何か?
• 作業関連ストレスは、作業上の要求が労働者の対応能力を超えているときに起こる
• 何故ストレス及び社会心理的なリスクを管理することが重要なのか?
• 何故EU-OSHAは、このキャンペーンを進めるのか?
• 作業関連ストレスは、組織的問題であって、個人の欠陥ではない
• ヨーロッパの労働者は、作業関連ストレスに関して何を考えているであろうか?
• この問題は、どのくらいの大きさなのであろうか?

等に関して説明している。
この小冊子の英語―日本語対訳は、 健康な職場はストレスを管理する.pdf （PDF 92KB）
また、この小冊子の全体の目次は、次のとおりである。

※

上記については、英語-日本語対訳から技術支援部国際センターが要約したものです。必ずしも対訳と同一ではない用語等がございますが、要約の性格上、ご了承下さい。なお、英語-日本語対訳は、可能な限り英文に沿って翻訳したもので、同部国際アドバイザーが担当しました。英文を参照されたい方は、ご覧ください。