IARCとは

IARC（International Agency for Research on Cancer、国際がん研究機関）は、WHO（世界保健機関）のがんに特化した専門的な機関です。
IARCの目的は、がん研究における国際的な協力を促進することです。IARCは、学際的な疫学、実験科学、生物統計学の知見を結集して、がんの原因を特定し、予防措置を特定し、疾病による負担と苦しみを軽減するものです。
IARC のWebサイト：http://www.iarc.fr/

IARCは化学物質などについての発がん性評価の分類を行って発表しています。IARCの発がん性評価の分類は、当該物質などの発がん性に関する科学的証拠の確からしさを分類したものです。例えば、1,2-ジクロロプロパン、ベンゼン、アスベスト、ホルムアルデヒドなど120種が「グループ1：人に対する発がん性がある」に分類されています。

IARCの発がん性評価

グループ1：

人に対する発がん性がある。

グループ2A：

人に対する発がん性がおそらくある（probably）。

グループ2B：

人に対する発がん性が疑われる（possibly）。

グループ3：

人に対する発がん性について分類できない。

グループ4：

人に対する発がん性がおそらくない。

IARCによる分類数（2018年9月現在）

• IARCによる分類数
• IARC分類結果一覧
• IARC発がん性リスク一覧（Wikipedia）（日本語）

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