お問合せ
中央労働災害防止協会(中災防)
教育推進部 企画課
TEL 03-3452-6402
FAX 03-5443-1019
E-Mail taikai@jisha.or.jp
【会場】タワー 111 スカイホール 〔富山市牛島新町5-5〕
【交通】JR 富山駅北口から徒歩4 分
現場でのコミュニケーションに対して、騒音による定期連絡や作業指示の不徹底のリスクや、連携作業時の意思疎通違いのリスクがある。このようなリスク改善を図るために、当社では防雑音ヘッドセットを開発・導入し、騒音職場での通話などに応用し、確実なコミュニケーションを実現すべく適用拡大を図っている。
小規模事業場労働者の健康管理が重要な課題である。小規模事業場は労働基準監督署への定期健診結果の報告義務もなく、労働者の健康状態の詳細が把握できていないのが現状である。そこで、小規模事業場労働者を5年間追跡し、定期健診所見の変化から健康実態を評価した。
安全衛生委員会は、労働安全衛生法により開催が義務付けられているが、担当者の交代等によりノウハウの蓄積が乏しく、効率的な運営ができていない事業場がある。そこで、事務局(担当者)の参考となるように安全衛生委員会の運営を工夫した事例をQ&A形式にまとめたので報告する。
当社では筋骨格系疾病防止に向け様々な取り組みを行っている。筋骨格系疾病が多い組み立て作業では、締付工具であるインパクトレンチの操作が原因で指を痛めることが多い。作業に不慣れな人は力を入れる傾向があるため、力を見えるようにした訓練機を開発し、配属前の教育に活用したので、内容を報告する。
10時50分〜11時00分 休憩
放射性物質により汚染された廃棄物の処理や土壌の除染が始まっているが、これらの作業に従事する労働者の放射線被ばく管理が求められる。講演は、1月に施行された除染電離則の内容のほか、放射線の基礎知識についても行う。
12時00分〜13時10分 昼休み
平成22年度、当区では熱中症を2件発生させた。労働内容により熱中症にかかる可能性が変化すると考え、暑さ指数(WBGT)と労働の強度(RMR)に相関関係がないのか研究した。研究結果として、WBGTの高い日は、軽作業が適切であるとの概念を数値化することができた。
富山産業保健推進センター指導の下にモデル事業場を設定して、熱中症をターゲットに次の企画を実現した。①具体的な暑さ指数を把握する。②予防策、発症時の対応を知り、実践で役立たせる。③作業環境測定法の手順を遵守する。その結果、数値で熱中症を管理できることを発見した。
タンディッシュ整備場は、連続鋳造後の鋳片からの熱及びタンディッシュ内残溶鋼、耐火物からの熱により、夏季は40℃を超える熱気環境を余儀なくされていた。気流解析を用いて温度低減対策を検討し、大型軸流ファンによる外気取込み等の設備対策により3〜9℃の温度低減を達成した。
2010分 年度の猛暑により例年より多く発生した熱中症を振り返り、今後の気温上昇を想定した対策により職場からの熱中症発生「0」を目指し、2011年度夏に挑んだその取り組みと成果を紹介するものである。
14時30分〜14時40分 休憩
ろ過式呼吸用保護具は、装着すればそれで本来の性能が得られるわけではない。当社が実施している「マスクフィッティング測定サービス」より得られた数多くのデータを集計した結果を踏まえ、有害物質のばく露から作業者の健康障害を防止するための正しい装着について紹介する。
作業場所での酸欠事故は減少傾向にあるが、死亡災害に至る確率が高い状態は続いている。作業前測定の制度はその段階で酸欠状態にあれば効果はあるが、作業中に酸欠空気が侵入または発生するような場合にはリアルタイムで酸素濃度を監視できる装着形酸素計を使用するのがより効果がある。
15時30分〜15時40分 休憩
海外勤務者の動向として、近年は中国やインドなど発展途上国に滞在する者が増加傾向にある。こうした国々では感染症が大きな健康問題になっており、そこに滞在する者にとって感染症対策が欠かせないものとなっている。海外勤務者の健康管理について感染症対策を中心に報告する。
16時40分