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中央労働災害防止協会(中災防)
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第71回(平成24年度)全国産業安全衛生大会2012 in 富山

メンタルヘルス/健康づくり分科会

【会場】富山市芸術文化ホール(オーバード・ホール)大ホール[富山市牛久町9-28]   【交通】JR富山駅北口から徒歩2分

10月25日(木)のプログラム(9時00分 開場)

 9時30分
(1) 当社における特定保健指導の課題
日本通運(株) 富山港支店 安全衛生課 保健師 加藤 洋子

特定保健指導が開始され3年が経過した。支援区分(動機づけ支援・積極的支援)が変化しない者の増加、即ち改善しない者の固定化が課題となっている。特定保健指導対象者のBMIを入社時から追跡し、改善しない者に対する保健指導のあり方を考察した。

 9時50分
(2) 集団保健指導〜メタボリック予防セミナー〜
関東電力(株) 北陸支社 人材活性グループ 小野島 尚子

当事業所では、有所見者の占める割合が年々増加傾向にあった。さらなる悪化に歯止めをかけるべく、BMIが24以上の者を対象に、運動面・栄養面等、トータル的に生活習慣病予防をプロモートする体験型集団保健指導を実施した。その内容や結果、今後の課題について報告する。

 10時10分
(3) 社内で取り組む有所見者軽減に向けた取り組み〜体力測定・体組成測定の活用について〜
富士フイルム九州(株) 総務部 安全衛生担当課長 入江 孝典

平均年齢が28歳にも関わらず、有所見率が27.6%と高かった。所見内容は、脂質等のメタボ所見が全体の85%を占めており、重点化した取り組みが必要であると考え、各人にあった目標値、プログラムを策定した活動や、対象者の運動教室等を通じての指導を開始した。活動後の健診で一定の効果をあげた事例を紹介。

 10時30分〜10時40分 休憩

 10時40分
(4) あなたの職場の健康づくり〜厚労省委託H22年度労働者の健康改善支援事業を通して〜
(財)北陸予防医学協会 健康推進課 宮林 佐千子

労働者健康保持増進サービス機関である当協会が、健康改善支援事業を活用して県内の事業場の健康管理の支援を行った。内容はメタボ対策の健康教室や個別面談、禁煙支援と腰痛および疲労回復運動支援である。対象者が自らの問題として捉え、行動変容を促すツールの提供や内容を工夫した。

 11時00分
(5) 喫煙対策の推進 禁煙成功者から喫煙者への禁煙啓発活動の推進
日産自動車(株) 総合研究所 実験技術開発本部 車両実験部 総括グループ チーフ 高星 輝次

労使で喫煙対策宣言を行い、喫煙による健康リスクから従業員および家族を守る活動を推進している。受動喫煙のリスク低減や喫煙機会抑制の取り組みにあわせ、禁煙への動機づけとして禁煙成功者自らの体験を禁煙に向けた啓発活動として実施している「卒煙講演会」の活動について紹介する。

 11時20分
(6) 6箇月間の禁煙サポートで禁煙を達成した者のその後の禁煙継続状況について
YKK (株) 黒部事業所 健康管理センター 保健師 中島 有紀

事業所では健康教室や安全衛生委員会等で禁煙や受動喫煙防止を啓発する一方、2000年から“チャレンジ禁煙”と称し希望者への6箇月の個別サポートを提供している。2007 〜2009年の3年間にこのプログラムで禁煙を達成した154名の禁煙継続状況を追跡調査した。

 11時40分
(7) 内臓脂肪測定とWebを利用した減量支援プログラムの効果時ランダム化比較試験結果
三井化学(株) 本社健康管理室 室長 統括産業医 土肥 誠太郎

内臓脂肪測定の開発品を導入しWebの減量プログラムを開発した。両者を併用した試験で有用な減量効果を得、次に社外に試験統括医師と事務局を設けランダム化比較試験を実施した。減量効果に群間の有意差を認め、内臓脂肪測定とWeb支援併用は減量効果を高めると考えられた。

 12時00分〜13時00分 昼休み

 13時00分
【トークショー】人と人の絆がRAILをつなぐ〜映画『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』から〜
✽キャスト✽俳優三浦 友和
(株)阿部秀司事務所代表取締役・プロデューサー阿部 秀司
富山地方鉄道(株)代表取締役社長川岸  宏

 14時00分〜14時10分 休憩

 14時10分
(8) 「楽しい」「おもしろい」がキーワード〜社員が主役の魅力的な健康づくり活動の展開〜
キリンビール(株) 福岡工場 総務担当 今田 とも子

健康づくりは事務局主体の活動で仕事の枠を超えず低迷していた。そこで発想を変え「遊び心は元気か」の精神で、社員が自ら考える企画を中心とした活動強化・運動できる環境整備等の施策に取り組み、いきいきと楽しい、新しい健康づくり活動を展開したので、その取り組みを紹介する。

 14時30分
(9) 事業所員に近づいた保健イベントの運営の見直し
(株)リコー 厚木事業所 GA統括センター 厚木総務室 人事安全衛生グループ健康支援室 保健師 清水 智穂

保健イベントが形骸化し、体力測定の参加率の減少が続くという状況があった。参加者を増やし、また、運動指導が必要な方に参加してもらうために大幅な改善を行った。その結果、参加率が2倍以上になり、また、運動が必要な社員にも気兼ねなく参加してもらうことができた。

 14時50分
(10) 企業のCM曲を使ったオリジナル体操〜両備ホールディングスにおける取り組み〜
(一財)淳風会 健康管理センター 総合健診部 運動指導課 山本 早紀

両備ホールディングス(株)において、社員の運動不足解消のために、企業のCM曲を使った職場体操を考案した。導入後のアンケートでは、身体だけでなく意識の変化も見受けられた。この活動の内容と、アンケートによる導入後の効果や今後の課題について報告する。

 15時10分
(11) 体験型健康づくり教室活動の展開について
日本通運(株) 高岡支店 管理 保健指導員 奥野 敬生

健康保持増進機関と連携し、健康教室を実施しているが、対象者がよりよく行動変容する動機づけとなっているのか活動の展開について評価を試みた。体力テストや楽しく学べるようクイズや実験を取り入れ、様々な工夫をして栄養指導と運動指導を体験型の教室とした。

 15時30分〜15時40分 休憩

 15時40分
(12) トヨタ自動車の健康づくり活動の取り組みについて
トヨタ自動車(株) 安全健康推進部 健康改善室 主任 竹下 孝司

トヨタ自動車にて取り組んでいる健康づくり活動の取り組み紹介である。従業員の心身の健康は何よりも優先され企業の根幹であるとの考え方のもと、「自分の健康は自分で守る意識づくり」に向け、健康文化・風土づくりに取り組んでいる各種内容について、今後の展望も踏まえ紹介する。

 16時00分
(13) 事業場別にみた一次予防対策の実施状況
社会保険高岡病院 健康管理センター 田中 千尋

事業場において一次予防対策を充実させるためには、事業場特性に応じた一次予防対策の実態を知り、それに応じた介入方法を検討することが必要である。そこで、本研究では事業場特性を事業場規模の面から規定し、事業場規模別に現行の一次予防対策の実施状況を明らかにした。

 16時20分

 

10月26日(金)のプログラム(9時00分 開場)

 9時30分
(14) 発達障害を持つ社員の特性に合わせた就労支援事例
マツダ(株) 安全健康防災推進部 健康推進センター 保健師 冨永 理絵

発達障害を持つ製造現場社員が、安全で安定した一定レベルの労務提供ができるよう、発達障害の特性にあわせて就労支援を行った事例について報告する。

 9時50分
(15) メンタル不調者の復職支援における学び
日本テキサス・インスツルメンツ(株) 日出工場 人事グループ 健康管理室 江藤 たつみ

双極性障害を発症したが、無事に復職ができた事例に関わった。復職支援の過程で、発症した本人への支援が中心となりがちであるが、本事例では周囲への支援や家族、主治医との連携が大きなポイントであり、かつ多くの配慮や視点が求められた。労力を要したが深い学びがそこにはあった。

 10時10分
(16) メンタルヘルス不調により休業した社員の職場復帰支援体制の整備を目指した取り組み
東日本旅客鉄道(株) JR東日本健康推進センター 保健看護室 看護師 小川 鹿乃子

メンタルヘルス不調による休業者は年々増加し、復帰後も再び休業となるケースは少なくない。我が社では、管理者を対象に厚生労働省の「心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援の手引き」の認知度や、職場復帰時の不安等を調査し、希望者に対して職場復帰支援講習会を開催したので報告する。

 10時30分〜10時40分 昼休み

 10時40分
(17) 職業性ストレス簡易調査票を用いた過重労働者への取り組み
北海道旅客鉄道(株) JR 札幌病院 保健管理部 保健師 秋林 奈緒子

過重労働は心身の健康に重大な影響を与えることは広く知られている。A 社では産業医による面接指導や保健師による保健指導を実施し、脳・心疾患や精神疾患の予防に努めている。今回、職業性ストレス簡易調査票を用い、今後の過重労働者への支援を比較検討したので報告する。

 11時00分
(18) 健康診断機関が支援する職場のメンタルヘルス
(財)北陸予防医学協会 事業運営部・メンタルサポート 主任 小松 紀美子

99%の企業が 300人以下の中小企業からなる日本では、その多くが「メンタルヘルスの取り組み方がわからない」と答えている。「薬都」富山県経済を担う企業の多くも、300人以下の製造業であり、同様の悩みを抱えている。そこで、メンタルヘルスの取り組みに成功した2事例を紹介する。

 11時20分
(19) 総合メンタルヘルス対策について〜SOSのサインを見逃さない〜
パナソニック(株) デバイス社 人事・総務グループ マニュファクチャリング北陸人事チーム 大崎 裕一

メンタルヘルス不調者は自ら不調に気づいて専門家の治療を受けるケースは少ない。したがって周りの誰かが異変を察知し、専門的な治療に繋げなければ重症化してしまう危険性が高い。いかにして不調者のSOSのサインを見逃さずにキャッチするのか取り組みを中心に紹介する。

 11時40分
(20) メンタルヘルス不調者に対する社内外ケアの充実
(株)NTTデータ・アイ 総務人事部 人事担当 主任 渡邉 香織

メンタルヘルス不調者が増加傾向にある中、ラインだけでなく社内外からのケアを充実するとともに、エクササイズを中心とした実習研修等を導入することにより、特に若年層への対応を行った取り組みについて紹介する。

 12時00分〜13時00分 昼休み

 13時00分
(21) ラインケアの要となる職場管理者に対する“ステップアップ研修”の実施について
YKK (株) 黒部事業所 安全衛生グループ 産業カウンセラー 東山 正子

メンタルヘルスにおけるラインケアでは、実際に対応する職場管理者のストレスも大きい。そのため職長教育修了者のうち約1000名を対象に、傾聴法の実施などより実際的な”ステップアップ研修”を企画し、ラインケアの充実に向けた取り組みをスタートした。

 13時20分
(22) 当社従業員の睡眠実態の調査と支援
(株)不二越 不二越病院 山田 京子

「健康日本21」では睡眠を含めた休養について重要性があげられているが、当社では十分な取り組みがなされていない。そこで従業員の夜間睡眠時間を調査した。その結果、総務省が発表している平均睡眠時間より短いことがわかり、啓発活動に取り組んでいる。

 13時40分
(23) サービス業種におけるセルフケア対策今だからこそface to faceの支援
パナソニックエコソリューションズ テクノサービス(株) 東部支社 総務・管理グループ 人事・総務課主任 新井 泉穂

当社は住宅設備商品のアフターサービスを主業務とする会社である。従業員はクレームを受けることも多く、精神的負担が大きい。今までも研修会等を実施していたが効果は疑問。そこで小グループで従業員の様子を観察し対応する教育を線従業員に実施し、絆を深め効果を得た。

 14時00分〜14時10分 休憩

 14時10分
【講演】ストレス一日決算主義のすすめ
独立行政法人労働者健康福祉機構 横浜労災病院 勤労者メンタルヘルスセンター長 山本 晴義

ストレスは避けて通れないものであるが、日常生活の中で自分なりのストレス解消法を持つことが重要である。溜まったストレスは、その日にうちに解消すること、このような健康的な生活習慣が大切である。

 15時10分

全ての働く人々に安全・健康を 〜Safe Work , Safe Life〜

中央労働災害防止協会
〒108-0014 東京都港区芝5-35-2 安全衛生総合会館

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