分析測定

分析測定サービス

近畿・大阪安全衛生総合サービスセンターでの分析測定サービス

当センターでは、生体・非生体試料中の有害化学物質およびその他特殊な化学物質の分析・測定を実施しております。
法令で定められた生物学的モニタリング検査項目は全て受け付けております。
また、確認測定に係る空気中の化学物質の分析も受け付けております。まずは事前にご相談ください。

「化学物質による健康障害防止のための濃度の基準の適用等に関する技術上の指針(改正令和6年5月8日技術上の指針公示第26号)」

確認測定 リスクアセスメントに基づく自律的な化学物資管を目的とした省令の改正が行われ、令和6年4月1日から、リスクアセスメント対象物のうち濃度基準値が設定された67物質を製造し、または取り扱う業務を行う屋内作業場においては、事業者は、労働者のばく露の程度を、濃度基準値以下とする必要があります。
この濃度基準値が設定されている物質について、労働者の呼吸域濃度の見積もり等により、労働者が当該物質に濃度基準値の2分の1を超えてばく露されている、と判断される場合は、労働者の呼吸域の濃度を実測する「確認測定」をするよう定められています。

当センターでは、「化学物質による健康障害防止のための濃度の基準の適用等に関する技術上の指針(改正 令和6年5月8日技術上の指針公示第26号)4-1 標準的な試料採取方法及び分析方法」に掲げられている方法にて分析を行います。

ご相談は随時お受けしております。下記フォームまたはお電話にて、お気軽にご連絡ください。
分析ご依頼の際は、下記フォームまたはお電話にて、事前にご連絡ください。

化学物質のリスクアセスメント

化学物質のリスクアセスメントは、個人ばく露濃度測定と生物学的モニタリング検査の両面からの実施をおすすめしています。

個人ばく露濃度測定

空気中の金属・有機溶剤類を、アクティブサンプラーまたはパッシブサンプラーのいずれかにて捕集し分析いたします。
対象物質のばく露量の推定に利用できます。

生物学的モニタリング検査

血液中、尿中等に含まれる金属・有機溶剤類の代謝物を測定します。
体内に取り込まれた有害な化学物質量の推定に利用できます。

コラム~リスクアセスメントに生物学的モニタリング検査を取り入れてみませんか?~

有機溶剤の特殊健康診断で行われる「代謝物検査」は、一般的には「生物学的モニタリング検査」と呼ばれます。この検査には尿や血液などが使われるため、特殊健康診断項目の一つとされていますが、実は、健康状態のチェックが目的ではなく、体内に化学物質がどのくらい取り込まれたかを知るための検査であることをご存じでしょうか?
誤解されやすい例として、『尿中の馬尿酸(トルエンの代謝物)濃度が高かったため、一カ月しっかり体調管理を行い、再検査を受けた結果、値が低下し経過観察となった』というケースが挙げられます。トルエンばく露低減対策を行っていないにもかかわらず、低い値が出た場合、ばく露濃度が減少したのではなく、ばく露状況がバラバラであるという管理ができていない状況を示していると考えた方がよいと思います。
生物学的モニタリング検査の最大の利点は、呼吸器や皮膚などのばく露経路に関係なく、体内に取り込まれた全体の量を知ることができることです。そのため、最近注目されている皮膚からの吸収状況や保護具(マスクや手袋)の着用状況などを評価するのに最適です。自律的な管理として、生物学的モニタリング検査を利用したリスクアセスメントを導入する事業場が増加しています。
当センターでは国内で最も多くの種類の生物学的モニタリング検査を受託しておりますので、ぜひご利用ください。

当センターは精度管理調査で、令和6年度も評価Aを獲得いたしました。

公益社団法人全国労働衛生団体連合会が実施する労働衛生検査分野の制度管理調査にて、最も高い評価Aを獲得いたしました。
当センターでは今後も検査精度の維持向上に努めてまいります。

特殊健康診断がかわりました。

令和3年4月1日 特定化学物質障害予防規則の一部が見直されました。

物質名 検査内容
マンガン 血中マンガン、尿中マンガン(二次健診)

当センターでは、上記物質の分析を実施しています。お気軽にお問い合わせください。

令和2年7月1日、化学物質取扱業務従事者に係る特殊健康診断項目が見直されました。

物質名 検査内容
スチレン 尿中マンデル酸とフェニルグリオキシル酸の和
メチルイソブチルケトン 尿中メチルイソブチルケトン
カドミウム 血中カドミウム(一次検診)
カドミウム 尿中カドミウム(二次検診)

当センターでは上記4物質の分析を実施しています。お気軽にお問い合わせください。

トピックス

当センター職員が執筆した論文が掲載されました。

タイトル Air sampling and analysis method to determine worker exposure levels to N-isopropyl-N'-phenyl-p-phenylenediamine
著者 Tomiko Tashiro, Akito Takeuchi, Kenta Ishii, Ai Yamada, Osamu Nishinoiri, Ginji Endo, Mariko Ono-Ogasawara
雑誌名 Journal of Occupational Health, Volume 67, Issue 1, January-December 2025, uiaf059
リンク先 https://doi.org/10.1093/joccuh/uiaf059

当センター職員が執筆した論文が掲載されました。

タイトル A method for simultaneously determining both the inhalable fraction and vapor concentration to assess worker exposure to tri-n-butyl phosphate
著者 Akito Takeuchi and others
雑誌名 Journal of Occupational Health, Volume 67,Issue 1, January-December 2025, uiaf063,
リンク先 https://doi.org/10.1093/joccuh/uiaf063

第64回日本労働衛生工学会において、当センター職員が以下の発表を行いました。

1.基礎講座 GHS分類に対応した各種基準濃度の活用
(発表者:圓藤 吟史)
2.演題名 リスクアセスメント対象物のばく露濃度測定方法に関する検討(11) 硫化ジメチル
リスクアセスメント対象物のばく露濃度測定方法に関する検討(15) 臭化エチル
(発表者:井上 舞香)
3.演題名 リスクアセスメント対象物のばく露濃度測定方法に関する検討(12) アソジカルボンアミド
リスクアセスメント対象物のばく露濃度測定方法に関する検討(16) 1,1,2,2-テトラブロモエタンおよびテトラブロモメタン
(発表者:田代 富子)
4.演題名 リスクアセスメント対象物のばく露濃度測定方法に関する検討(13) 1-および2-(N-フェニルアミノ)-ナフタレン
リスクアセスメント対象物のばく露濃度測定方法に関する検討(17) N-ビニル-2-ピロリドン
(発表者:山田 愛)
5.演題名 リスクアセスメント対象物のばく露濃度測定方法に関する検討(14)  イソオクタノール
(発表者:竹内 靖人)

日本産業衛生学会 第52回産業中毒・生物学的モニタリング研究会において、当センター職員が以下の発表を行いました。

1.シンポジウム コークス炉作業従事者に発症した膀胱がんの労災請求事案について
(発表者:圓藤 吟史)
2.演題名 消防士の尿中多環芳香族炭化水素代謝物類の濃度に関する基礎的調査
(発表者:山田 愛)

第98回日本産業衛生学会において、当センター職員が以下の発表を行いました。

1.演題名 尿中フェニルグリオキシル酸検査に関する精度管理調査結果について
(発表者:山田 愛)
2.演題名 労働衛生検査のための混合標準液の開発―尿中馬尿酸類検査用について
(発表者:田代 富子)

当センター職員が執筆した論文が掲載されました。

タイトル:A method for determining workers’exposure concentration to airborne nitrilotriacetic acid
(空気中のニトリロ三酢酸に対する労働者の曝露濃度の測定方法)
著  者:Ai Yamada, Kenta Ishii, Akito Takeuchi, Tomiko Tashiro, Ginji Endo, Mariko Ono-Ogasawara
雑 誌 名:Journal of Occupational Health, Volume 67,Issue 1, January-December 2025, uiaf025,
リンク先:https://doi.org/10.1093/joccuh/uiaf025

当協会では、「有限会社 新成化学」と共同で、労働衛生検査用混合標準溶液を開発しました。

この標準液は、HPLC法を用いる尿中①マンデル酸、②馬尿酸、③(o,m,p-)メチル馬尿酸、④フェニルグリオキシル酸の検査に使用することができます。検査の精度向上・効率化にお役立てください。

第63回日本労働衛生工学会において、当センター職員が以下の発表を行いました。

1. 演題名 リスクアセスメント対象物のばく露濃度測定方法に関する検討(6)tert-ブチルフェノール
(発表者:竹内 靖人)
2. 演題名 リスクアセスメント対象物のばく露濃度測定方法に関する検討(7)ペンタノール 及び
リスクアセスメント対象物のばく露濃度測定方法に関する検討(10)n-,iso-およびsec-ブチルベンゼン
(発表者:井上 舞香)
3. 演題名 リスクアセスメント対象物のばく露濃度測定方法に関する検討(5)フェンチオン 及び
リスクアセスメント対象物のばく露濃度測定方法に関する検討(9)ジエチレングリコール
(発表者:山田 愛)
4. 演題名 リスクアセスメント対象物のばく露濃度測定方法に関する検討(4)2-メチルブタン 及び
リスクアセスメント対象物のばく露濃度測定方法に関する検討(8)1-,2-メチルナフタレンおよび1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン
(発表者:田代 富子)

日本産業衛生学会 第50回産業中毒・生物学的モニタリング研究会において、当センター職員が以下の発表を行いました。

演題名 尿中揮発性及び半揮発性物質における保存容器の基礎的研究
(発表者:山田 愛)

今後も、当センターでは労働衛生に活用できる技術開発を継続してまいります。

お問い合わせ

中央労働災害防止協会(中災防)大阪労働衛生総合センター
労働衛生検査室
TEL:06-6448-3788 FAX:06-6448-2263
E-mail:oskbun@jisha.or.jp